.中国生涯学習研究フォーラム・記録 (2009年1月〜、TOAFAEC)  TOP

 *中国・生涯学習・社区教育・上海調査
(2ー1990〜2010 経過メモ)→■
 *上海・社区教育・研究論文等→■ 


<昇順>

 2026年
★第31回・中国生涯学習研究フォーラム 第333回定例研究会と合同
 2月第333回定例研究会のご案内    『TOAFAEC通信』第137号(2026.2.13)より こちらも→■
 ……内田純一(高知大学地域協働学部)  2026年2月12日
 前号の通信に記されていた通り、年報第31号の特集候補の一つに、高齢化社会・高
齢者教育が上がっています。第333回の定例研究会は、年報テーマの検討に向けた学習
活動の一環でもあります。昨年10月に『高齢化社会における中国の高齢者教育の変遷
と展望』(大学教育出版)を上梓された馬麗華さん(華東師範大学教育学部副研究
員)を報告者にお迎えし、中国における高齢者教育の現況と課題に関する理解を深め
合い、年報編集の一助としたいと考えています。
馬さんは、御著書のまえがきで次のように述べています。「今日、高齢化は一国に
とどまらず世界的に進行しており、とりわけ東アジアにおいて急速な社会構造の変化
として顕著に現れています。こうした変化に教育はいかに応答しうるのか。教育の的
確な応答は、高齢者の健康維持・生活自立・社会参加を支え、医療・介護・社会保障
への負担軽減や地域の社会的結束の回復を通じて、社会の持続可能性と公共的福祉に
直接結びつきます。」高齢社会への変化に教育(社会教育や生涯学習)はいかに応答
していくか。馬さんの研究成果を通じて、東アジアを視野に入れながら、この問いに
ついて参加者の皆さんと一緒に考える機会になればと思います。
なお今回は、Zoomによるオンラインのみでの開催になります。奮ってのご参加お待
ちしております。  
                記
日時:2026年2月27日(金)19時〜21時
内容:報告者 馬麗華さん(華東師範大学教育学部)
    テーマ 中国における高齢化社会・高齢者教育の現状と課題
方 法 Zoomによるオンライン
    参加ご希望の方は、前日・26日(木)夜までに、山口にご連絡ください。
       山口:IZK07252@nifty.com  Tel.042-482-9143,090-1548-9595





 2025年
★第30回・中国生涯学習研究フォーラム 第328回定例研究会と合同
 ……内田純一(TOAEAEC代表、 高知大学)Sep 8, 2025  『TOAFAEC通信』第123号(2025.9.9)より
 まもなく年報30号が発刊されます。何号かの例外を除き、この年報の発行月日は9
月18日としてきました。TOAEAECには、いくつか大事にしている日付があります。
9・18もその一つです。ご存じの通り、その日は、1931年、満州事変の発端となった
関東軍の策略による南満洲鉄道爆破事件が起こった日であり、その辛さと悲しみを
歌った「松花江上」には、“私たちは、あの悲惨な日から、故郷を追われ、無尽の宝庫
を捨て去り、流浪、流浪。いつになったら、再びあのすばらしい故郷に戻り、両親と
一緒に楽しく暮らせるのだろうか“と、綴られています。こうした経緯もあり、9月の
定例研究会は、これまでも中国をテーマとしたものが多く取り上げられてきました。
 今回は、上田孝典(筑波大学)さんから、オンライン越しではありますが、年報30
号に書かれた「中国の生涯学習 この1年」を手掛かりに、近年の中国社会における生
涯学習の動向について報告を頂きます。武漢市の終身教育促進条例の制定をはじめ、
コミュニティ・ワーカー職員集団の強化、杭州の学習都市建設宣言など、日本におけ
る社会教育・生涯学習の課題とも重なりつつ、それらが国家戦略としての教育強化の
中で、どのように位置づいているのか等について現状を伺いながら、TOAFAECとし
ても、東アジアの中で中国の生涯教育とどう関わっていくかについて合わせて考えら
れればと思います。
皆さま、奮ってのご参加、お待ちしております。
なお、オンライン参加を希望される方は、事前にご連絡ください。
◯にちじ:2025年9月26日(金)19:00?21:00(第328回定例研究会)
◯なかみ:上田孝典さん「中国における近年の生涯学習の動向(仮)」
◯ばしょ:杉並区高井戸地域区民センター 第3集会室(オンライン同時開催)
*オンライン参加ご希望の方は、前日・25日(木)夜までに山口(事務局長)に
ご連絡ください。別途Zoom情報をお送りいたします。→ IZK07252@nifty.com
終了後は、いつものイーストビレッジで懇親会の予定です。

報告
   ……内田純一(TOAEAEC代表、 高知大学)September 27, 2025 3:28 PM
日付:2025年9月26日(金)19:00〜21:00
テーマ:中国の生涯学習〜近年の動向から〜
報告者:上田孝典(筑波大学)
会 場:杉並区高井戸地域区民センター 第3集会室(オンライン同時開催)
参加者:(敬称略、五十音順)江頭晃子、小林文人、角田季実枝、山口真理子
  (オンライン)石川敬史、上田孝典、内田純一、祁暁航、齋藤真哉、瀬川理恵、
武田拡明、包聯群、鷲尾真由美
内 容
:東アジア各国地域(中国、韓国、台湾)の生涯教育・学習の展開にとって、TOAFAEC
が発足した1995年が大きな転換点であることが、今回の研究会においてもあらためて確
認されたように思います。その転換点を境に(その前後で)何がなくなり、何が登場した
のか。教育や学習の意味や価値にどのような変化が生じてきたのか。前回定例研究会(7
月)における梁炳賛さんの報告、平生教育(生涯教育)と人的資源開発(人材育成)とを
結びつけていく動きとも関連して、私たちは、そうした変化をどのように理解していけば
いいのか。多くのことを考えさせられた濃密な時間となりました。
 上田さんの報告を私なりに要約すると次ようになります。中国では、1995年制定の『中
華人民共和国教育法』において、教育体系の再編成原理として「生涯教育」が登場する
(第11条:国家は社会主義市場経済の発展及び社会の全面的進歩の必要に対応し、教育改
革を推進し、各段階各種の教育の均衡のとれた発展を促進し、生涯教育体系を整備、確立
する)ものの、当初は実態を伴わずイメージしにくい段階であったが、この30年間におい
て着実に形を整え、内実を伴いながら都市空間を中心に学習社会のネットワークを張って
きた。生涯学習体系の構造としては「普通教育と職業教育」「学校教育と成人教育」「学
歴教育と非学歴教育」の3軸によって学習型社会の建設がめざされている。1軸は、初等教
育から高等教育に至る学校教育における普通教育と職業教育の並立、2軸は前者を背景と
した学び直しの場としての成人教育、3軸は、学歴型の学校教育に対して職業資格や証書
などと結びつく職業訓練や研修、そして資格等には結び付かない社区学校や高齢者大学で
の講座などである。社会のあらゆる領域(組織、企業、社区、都市)に、この3つの軸で
構成される教育機会が埋め込まれているのが、中国がめざす生涯教育体系に基づく「学習
型社会」構想であり、今年で21年目を迎える「全国生涯学習活動ウィーク」や「ユネスコ
学習都市グローバルネットワーク」への加盟なども積極的に行われている。中でも2010年
『国家中長期教育改革と発展計画要綱』で示された「単位銀行制度」(韓国「学習口座制
度」、台湾「学習パスポート」)の整備が急速に進んでいる。現時点で21省市73拠点(学
習成果認証センター)があり、単位の平準化・共通化を目指し制度の広域化(長江デルタ
単位銀行など)の動きも盛んである。学歴型、資格・証書型、非学歴型の3類型があり、
リカレントやリスキリングの推進、非学歴型へのインセンティブとしては、学習のポイン
トサービス(商品還元等)もある。そしてそれらの仕組みを担う「民間教育サービス」も
発展してきている。
 質疑としては、大きく「学歴社会」との関連をめぐるもの、「文化」や「労働」との関
連をめぐるもの(「業余教育」や「労農教育」核とした従来の「成人教育」との関連)、
そして「法体系」に関するものがありました。前二者については、冒頭でも記したように
転換点(およそ1995年)の前と後の「教育」や「学習」の捉えの変化をどう理解するか。
職業や人材養成(学歴)との結びつきが一層強まる「学習」理解に対して、楽しむことや
生きがい、支え合いや相互扶助といった暮らしや地域と結びつく視点(そこに図書館や博
物館もある)をどう考えるかという問題提起でもありました。考えてみると日本における
生涯学習社会への注目(臨教審)も、そもそも「学歴社会の是正」(それゆえ「教育」に
代わって「学習」という言葉が重視された)として示されたものでもあったにもかかわら
ず、予定調和や因果論的な「学習」観からいまだ抜け出せず、自由で豊かな「教育」や
「学習」の創造に、少なくとも国家の政策は至っていない(地方や地域には独自な動きが
ある)、むしろ後退しています。その意味で日本において生涯学習社会の基盤たる社会教
育法制をどうしていくかは常に大きな課題ですが、中国において、現在、各省地で終身教
育促進条例の制定が進められつつある中、未だなされていない生涯教育・学習に関する法
制化がどのようになされるのか、なされないのか(1997年発行の『東アジア社会教育研
究』第2号に「中華人民共和国成人教育法への動き」に関する論稿あり)、関心を持ち続
けています。

 

 2024年
★第29回・中国生涯学習研究フォーラム 第319回定例研究会と合同
  11月定例(第319回)研究会ご案内
  ーじんぶんヒストリー第9回 上海との交流「小林館」物語
  
『TOAFAEC通信』第97号(2024.11.14)より
  ……江頭晃子(アンティ多摩) November 14, 2024 6:03 AM
 今年1月に第8回を開催して以来、約1年ぶりのじんぶんヒストリーです。
 第7回では、「三多摩テーゼと沖縄の集落公民館」、第8回は2023年11月に開催さ
れた「東アジア生涯学習研究フォーラムin名護」を受けて、沖縄の字公民館が担った
集落再建や地域文化(祭り)や字史編さんから見えてくる東アジアの社会教育全体で
考えたい視点を話していただきました。
 第9回は、東アジアフォーラムの前史の一つである1980年代からの中国留学生と
の出会い、1990年代になっての上海市閘北区業余大学との合作学院構想から「小林
館」創設の試みの発展と困難、その後の展開など。文人先生から見えてくる、中国の
成人教育(社区教育)の変遷も含めて語っていただきます。
 どなたもどうぞお気軽にお参加ください。
      記
テーマ:じんぶんヒストリー第9回 上海との交流「小林館」物語
お話:小林文人(TOAFAEC顧問)
日 時:11月29日(金)18:30〜20:30
会 場:杉並区高井戸地域区民センター第3集会室(対面)とオンライン
    (最寄り駅 井の頭線高井戸駅)
*オンライン参加希望者は、前日・28日(木)までに山口へご連絡ください。
*資料:ホームページ
 https://secure02.red.shared-server.net/www.bunjin-k.net/shanhai2001.htm 
*終了後、イーストビレッジで交流会
 https://www.hotpepper.jp/strJ000962873/
*連絡先:山口 IZK07252@nifty.com 090-1548-9595

記録
  ……祁暁航(北海道大学大学院) November 30, 2024 3:32 AM 
 『TOAFAEC通信』第99号(2024.12.7)より)
テーマ:じんぶんヒストリー第9回 上海との交流「小林館」物語
お 話:小林文人(TOAFAEC顧問)
日 時:11月29日(金)18:30〜20:30
会 場:杉並区高井戸地域区民センター第3集会室(対面)とオンライン
参加者:小林文人、石井山竜平、江頭晃子、山口真理子
 オンライン)内田純一、上田孝典、王操、祁暁航、包聯群、鷲尾眞由美
 2024年11月29日に開催されましたTOAFAEC第319回研究会では、「じんぶんヒ
ストリー9:上海との交流―『小林館』物語」というテーマのもと、文人先生による報
告が行われました。今回の定例会は、1980年代から現代に至る教育文化交流の歴史を
丁寧に紐解く貴重な機会となりました。
 報告は1980年代初頭からの交流の黎明期に始まり、特に1983年における研究生の
受け入れ開始が重要な転換点として示されました。韓民氏や羅李争氏をはじめとする
研究生の存在は、その後の交流発展における重要な礎となりました。1984年の小林氏
による初めての訪問、そして1989年の自治労・大都市教育支部による上海訪問は、
両国間の教育交流の本格的な開始を象徴する出来事でした。
 1990年代に入りますと、閘北区業余大学とTOAFAECによる教育機関設立構想が具
体化していきました。特に1994年の上海第二教育学院における「両国大都市社会教
育研究集会」は、この構想を現実的な討議となる重要な契機となりました。その後の
5年間にわたる努力は、学習・研究の自由の尊重、すべての市民への開放、恵まれた
環境の整備、非営利での持続的経営、そして相互の研究交流・親善への貢献という5
つの理念として結実していきました。
 2000年代に入り、構想は「上海宏文進修学院」として具体化されようとしました
が、最終的には国際交流閲覧室(行健職業学校図書館に位置する)という形に縮小し
てしまいました。
 このような歴史的経緯を踏まえて、今回の定例会を通じて浮かび上がってきた感想
は、以下の通りです。
 まず、1990年代という時代背景の重要性です。教育改革が進展していた時期であっ
たからこそ、このような先進的な教育構想が提案可能でした。5年にわたる努力が最
終的に当初の構想通りには実現しなかったものの、その過程で示された開放的な学び
の理念、市民学習の重要性、そして相互交流の意義は、現代の地域教育の発展に対し
て重要な示唆を与え続けています。
 次に、上海という国際都市を舞台とした実践の特殊性と普遍性です。大都市特有の
高い流動性と住民の多様性は、学習形態の多様化とそれに伴う課題をより顕著なもの
としています。このような特性を持つ都市における教育実践は、現代の各地域が直面
する都市教育の課題に対して、重要な示唆を与えるものです。教育機関設立構想が提
起した課題は、まさに現代の大都市教育が直面する本質的な課題を先取りしていたと
言えます。
 今回、まだ検討中ですが、杭州フォーラムを契機とした「小林館」再訪問が可能で
あればと存じます。教育機関の詳細な発展過程を理解した上での見学は、当時の理念
と現実の接点を探る重要な機会となるでしょう。この再訪問を通じて、教育交流の歴
史的意義をより深く理解し、今後の展開への示唆を得ることが期待されます。

★第28回・中国生涯学習研究フォーラムご案内
             小林文人(2024/10/09 21:26)
10月定例(第318回)TOAFAEC研究会(1025日・金)案内
  ―上海とTOAFAEC交流の歩み・現在の動き:呉遵民・小林文人対談ー

 上海の呉遵民さん(華東師範大学教授)が来日される好機に、久しぶりの中国生涯学習研究
フォーラム(第28回)として、上海と私たちTOAFAEC研究会との交流史、 そして現在の中国「生
涯学習」「社区教育」の動き、等について、対談形式による企画が実現することになりました。
 TOAFAECと上海との国際交流は、1990年頃から活発に始まり、当初は閘北区「業余大学」と
の「合作学院」構想が注目されました(最終的には実現せず、「小 林国際交流閲覧室」となる)。
中国からの留学生がブリッジとなって相互の訪問交流も次第に広がっていきますが、とくに上海
との関係は年々賑やかに取り組まれてきました。
 今世紀に入ると、呉・末本・小林を編者とする「社区教育」「生涯学習」についての出版活動が
注目を集めました。TOAFAC「東アジア」年報にも上海からの寄稿が相次いで 掲載論文が増え
ます。
 中国は国家としての終身学習「法制」は未発ですが、上海独自の「生涯教育促進条例」が整備
されています(2011年〜)。合作学院構想を含め詳細はTOAFAECホームページに詳しい。
 → https://secure02.red.shared-server.net/www.bunjin-k.net/tyuugokuhyousi.htm
 呉さんからのメールによれば「…近年、中国では生涯教育に対してたくさんの政策 がつくられま
したので、話題もいっばいあります」とのこと。楽しみです。
 日本とくにTOAFAECとの関連で、できるだけ具体的な動きを「対談」形式で、分かりやすく語って
いただこうという企画です。終了後は、「イーストビレッジ」にて、呉・黄夫妻の来日歓迎夕食会の
予定。初めての方も、お誘い合わせの上、奮ってご参加ください。(事務局)
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〇上海とTOAFAEC交流の歩み・現在の動き
  対談者:呉遵民(華東師範大学教授)、小林文人(TOAFAEC顧問)
日 時:1025日(金)18302030
会 場:杉並区高井戸地域区民センター第3集会室(対面)及びオンラインの併用
     (最寄り駅 井の頭線高井戸駅)
*オンライン参加希望者は、前日・24日(木)までに山口へご連絡ください。
*終了後、イーストビレッジで歓迎夕食会 https://www.hotpepper.jp/strJ000962873/
*連絡先:山口 IZK07252@nifty.com 090-1548-9595



★第27回・中国生涯学習研究フォーラムご案内
             上田孝典(2021/05/20 21:26)
 <TOAFAEC5月定例、中国研究フォーラム(通算・第27回)合同会ご案内
 5月28日(金)夜の定例(TOAFAEC 第281回)研究会は、久しぶりに中国研究フォーラムとの合同会として、「中国・台湾における近年の終身教育・社区教育政策と研究動向」をテーマに報告します。
 話題提供として、近年の政策動向と現地の研究紹介を中心に、下記3名から中国、台湾について、それぞれ報告を予定しています。ご期待ください。
 近刊の年報「東アジア社会教育研究」(第24号、第25号等)掲載の論文や「この1年」報告などを事前にご参照いただければ幸いです。皆様多数のご参加をお待ちしています。参加希望の方は、下記 URLよりズームお申込みください。
◆研究会日程
〇日時:2021年5月28日(金)20:00〜21:30
〇テーマ:中国・台湾における近年の終身教育・社区教育政策と研究動向
〇話題提供:黄丹青(目白大学)、山口香苗(早稲田大学)、上田孝典(筑波大学)
〇Zoomによるオンライン研究会(どなたも参加できます)、
〇Zoomミーティングに参加する↓
 https://us02web.zoom.us/j/86759572521?pwd=eUZXb2FGbk5ab29QdGxsanlEdU5Idz09
 ミーティングID: 867 5957 2521
 パスコード: 204738
〇終了後(21:40〜22:30)質疑応答・懇親・交流(それぞれお好きな飲み物等ご用意を)
〇問合せ先:ueda@human.tsukuba.ac.jp(上田孝典)

報告豊田明子、2021/5/31 23:20)
◆第281回TOAFAEC定例研究会ご報告
・テーマ:中国・台湾における近年の終身教育・社区教育政策と研究動向
・話題提供:上田孝典(筑波大学)、黄丹青(目白大学)、山口香苗(早稲田大学)*敬称略・以下同
・参加者:小林文人、上田孝典、黄丹青、山口香苗、李正連、江頭晃子、山口真理子、内田純一、小田切督剛、呉世蓮、大前哲彦、包聯群、ハスゲレル、孫冬明、田井康仁、張鼎甲、沈明明、松尾有美、金亨善、楊映雪、楊博蓉、馬海燕、豊田明子(参加者合計23名)
内容: 第281回定例会は,「中国・台湾における近年の終身教育・社区教育政策と研究動向」をテーマに、上田孝典・黄丹青の両先生から中国、山口香苗先生から台湾の状況についての報告が行われ、その後、活発な質疑応答の時間をもつことができました。3名の報告はそれぞれに深めたい論点をたくさんに孕んでおり、継続的に議論をしていくことを約束して閉会となりました。それぞれの報告概要は以下の通りです。
 上田報告では「現代中国の生涯学習政策を見る視点」と題して、共産党の中長期計画と現代中国の内憂外患(腐敗、格差、民族、環境、資源、少子高齢化・人口減少)、社区教育の状況について説明されました。この社区教育に関して、「社区治理(コミュニティガバナンス)」といって、党の基本方針に基づいて住民自らが公益事業に参与していく仕組みがとられていることが語られました。
 上田報告が全体的な中国の現状と今後に関する「計画」の部分に言及したのに対して、黄報告はもう少し各論的な部分に焦点化されました。具体的には,1)2021年全国教育工作会議で生涯学習を全国民に提供するシステムが提案され、そこで初めて障害者の生涯教育について言及されたこと、2)高齢者教育に関して,哲学者とともに孔子や老子、カント等の哲学思想との対話の中で、より大きな視点から議論が深められようとしていること、3)東アジアにおける市民の学びとして、,草の根タイプの社区学習共同体がつくられ、市民が自発的かつ自由に活動を広げていく実践がうまれていること、の3つです。とくに中国の場合、地域差がかなり大きく、実践とその展開は多様化を極めており、これからさらにそれぞれの実践についての調査を進めていきたい、とのことでした。
 続く山口報告は、台湾の生涯学習政策についての発表であり、1998年の白書「学習社会に向けて」から20余年を経て、2121年に学習社会白書(Learning Taiwan 全民愛学習的台湾:学習型台湾)が出され、学習によって格差や分断を乗り越えることが提起されたこと、ただし、台湾の生涯学習は「学習型」をキーワードとしながらも、これまでと同様に「他国と肩を並べられる社会」という文言が見られる等、国際競争を意識する視点は変わらないことが指摘されました。また、社区教育を考える際の論点として、社区教育を牽引するリーダーの専門職化の行方、民主化・自由化といっても政府主導で活動が展開していることなどが挙げられました。さらに、脱中国依存、多文化台湾化についても言及され、言語政策や新住民(東南アジアからの移民)の現状も話題に上りました。
討議 三報告の後、小林先生から90年代末に上海に通っていた頃の事が語られ、「25冊の年報を作成したものの、どうも中国はわからない」「もう一つのリアリティ、民衆のリアリティがあるのではないか」という思いが吐露された後に、上田報告に対して「中国的な自治」「『単位』社会から『社区』社会へという政策転換」をめぐって質疑応答がなされました。
 また包さんから行政的な民衆「管理(治理)」の方法と言語政策の発想の類似性について言及され、山口(香苗)さんから、その応答として、例えばこれまでの「外国籍配偶者」という呼称が「新移民」、そして「新住民」へと変更されたように、用語の変遷にも政策意図を看守できることが語られました。
 内田さんからは、管理面に関して日本にも同じ課題があることが指摘され、中国において「人権」や「権利意識の芽生えがあるのか、という疑問が呈されました。上田さんから「消費者としての権利」という「権利意識」はとても強いという応答がなされた上で、「人権」や「権利意識」については、ここに集う若い留学生のリアルな声を聞いてみようということになりました。
 これを受けて、楊映雪さんから「上海の、社区教育が最も発展した地域で育った20代」の感覚として、学校教育では個人の権利より国家に対する義務が教えられるものの、個人の権利は語られる(ものとしてはある)ということ、自身を含めJ-POPや,K-POPが好きだという若者は多く、文化や芸術を通して一緒にいい社会を創っていこうという動きや小グループが生まれている現状、民衆の生活や楽しさの感覚は生まれ国の如何を問わず、同じなのではないかという率直な意見が出されました。
 さらに江頭さんから「中国の話を聞くことで、日本が照射される」ことが、とくに、日本の新自由主義と家庭(教育)への干渉や、政府が担うべき福祉事業を NPOに肩代わりさせる状況について語られたあと、共産主義社会の自由と新自由主義社会の自由とは何か、という大きな問いが提起され、また、他にもそれぞれの参加者から多様な視点からの感想や質問が出されるなど、対話を深めたい論点が数多く出されました。しかし夜も深まってきたため、次回の報告者・報告内容を少し話し合った後に(今、何をどの程度なら無事に語り得るのか、は難しい問題です)、閉会となりました。
 今回、議事録を担当するわたし(豊田明子)は、久しぶり(15年ぶり…でしょうか)に爽やかで熱くカラフルな「南の風」の心地よさを堪能し、みなさんとともに東アジアの現代を捉える視点と知性を養いながら、自身の課題に取り組んでいきたい、という思いを再確認しました。次回も楽しみです。


★第26回・中国生涯学習研究フォーラムご案内
TOAFAEC・2013年12月(201回)研究会と合同開催 (山口真理子、Mon, 2 Dec 2013
 いよいよ師走となりました。「特定秘密保護法案」は参議院でも強行採決されるし、沖縄県出身の自民党国会議員5人とそれに続いて自民党沖縄県連も基地の辺野古移設を容認するし、とても2020年東京オリンピック開催決定に浮かれる気にはなれないこの1年でありました。
 さて、今回の研究会はTOAFAEC研究会と合同開催、今年最後の定例会を迎えました。いま早稲田大学に招聘され来日中のボヤンバートルさん(内蒙古師範大学教授)を招いて、最近の内モンゴルの状況についてお話を伺います。草原・環境問題、人々の暮らしと経済、民族教育や文化の問題、など自由に語っていただき、参加者で気軽に課題を深めたいと思います。
 ボヤンバートルさんは、1997年から2000年前後まで和光大学の留学生、古いメンバーとは顔なじみです。積もる話に花が咲くことでしょう。1997年の夏に一緒にモンゴル草原を旅した和光大学ゼミなどの皆さんも、お誘い合わせの上、ぜひお越しください。研究会後は2013年・忘年会です。“望年会”となりますように。
日時:2013年12月20日(金) 18:30〜20:45
内容:モンゴルの草原はいま―フィールドワーク報告
お話:ボヤンバートルさん(内蒙古師範大学教授、もと和光大学研究生)
会場:東京杉並・高井戸地域区民センター第3集会室
  〒168−0072杉並区高井戸東3−7−5 TEL 03−3331−7841
  *京王井の頭線「高井戸」駅下車3分(環八を渡ってすぐ)
研究会後の忘年会会場:21:00〜「イーストビレッジ」
        TEL03-5346-2077 (いつもの場所)
*高井戸駅から徒歩2分 環八・神田川傍マンションビル(裏側)1階
★報告 山口真理子(Sun, 22 Dec 2013 14:56)
 出席者(敬称略):岩本陽児、江頭晃子、遠藤輝喜、呉世蓮,大下勝巳、小林文人、サラナ,武田拡明,ボヤンバートル,紅桂蘭,山口真理子,□(「緑」のつくり−右側−にしんにゅう)秋月
 内容:中国・内モンゴル自治区の現状などレジメに添って説明されました。
1,内モンゴルの概況−人口は2470万人で、そのうち80%弱が漢民族、17%強がモンゴル人、他民族が3%強である。戸籍上モンゴル族となっている人の中でも、本来のモンゴル人は約6割、4割は漢民族が民族身分を変えていると考えられる。文化大革命後の被害者に対するモンゴル人優遇策や、少数民族に一人っ子政策が免除されるなどの理由によるもの。
2,内モンゴルに求められているもの−農耕用土地を求めて漢民族の移入が増え、元来の牧草地が農地化されている。→@牧草地の不足・私有化となり、遊牧共同体が崩れ、人間関係にも影響している。A牧草地の減少に加え、貨幣経済の浸透により、従来の家畜数では生活できなくなっている。遊牧文化、モンゴル伝統文化の継承に影響を及ぼし、貧困化が進み、豊富な資源(石油・石炭、鉱産物など)開発が進むなか、モンゴル人への還元はほとんどない。環境破壊も引き起している。
3,内モンゴルの民族自治、民族教育、モンゴル語の継承(法律上はモンゴル語を使うことになっているが、実態は言語として衰退しつつある)など大きな課題がなげかけられている。
 1時間ほどのボヤンバートルさんの熱のこもったお話の後、小林先生による生育・教育歴、モンゴル字・中国語の習得歴などのインタビューにより、ボヤンバートルさんの育った環境や時代が浮き彫りになりました。参加者の質問や感想も活発に相次ぎました。中国の少数民族教育を研究しているサラナさんや、紅さんとのやり取りがボヤンバートルさんの話の内容に幅を持たせました。漢民族である若い逮秋月さんにとっては、初めて知ることもあり、長く感じる時間だったかもしれません。
 初めての参加者:サラナさん(奈良教育大学大学院、「南の風」3214・3215号を参照ください)−奈良から当日上京され、この日の11:30の深夜バスで帰られました。すごい行動力、爽やかな風が吹いたようでした。
 紅桂蘭さん−モンゴル族の筑波大学大学院生。サラナさんの自己紹介の中(214号)にも、お名前が出てきます。こちらも夜おそく筑波まで。
 逮秋月さん−山東省出身。伊藤長和さんの学生さん。いまは首都大学東京・研究生、金侖貞さんの学生さんです。
 研究会の後は、「イーストビレッジ」で忘年会。帰りの深夜バスの時間を気にしつつ、サラナさんは美しく良く通る声で、モンゴルの歌を歌ってくれました。横でボヤンバートルさんが幸せそうに小さい声で和していました。
右より3人目にボヤンバートル(高井戸、20131220)


★第25回・中国生涯学習研究フォーラムご案内・報告
             上田孝典(Fri, 4 Oct 2013 14:29)
 長い間、開店休業にして申し訳ありません。久しぶりのフォーラムを下記の通り開催いたします。
 来月で華東師範大学の陸素菊先生がご帰国されますので、多くのご参加を期待しています。関心のある方はお誘い合わせのうえ、ご参加ください。
※金侖貞先生、関心のある学生がおりましたらお声かけください。
※伊藤長和様、お身体の調子はいかがでしょうか。一刻もお早いご快癒を祈念しております。
 ご無理のない範囲で結構ですので、18号掲載の「中国」関連について、ご指摘・ご意見・ご批判
 等がございましたら、メールでもご教示ください。
日時:2013年10月14日(月)15:00〜17:00
場所:筑波大学東京キャンパス(東京・茗荷谷) 437ゼミ室
内容:TOAFAEC「東アジア社会教育研究」第18号合評及び各省動向
★報告  *ぶんじん(南の風3178号) →関連写真(10月14日)
 一昨日(14日)は、久しぶりの中国生涯学習研究フォーラムでした。来月に上海へ帰られるという陸素菊さん(華東師範大学、東京大学客員研究生)から、南通(江蘇省)の黄酒を頂きました。会が終わって、茗荷谷駅前のソバ屋で懇親の会となった折、早速この瓶を開けました。「水明楼」の銘柄、いわゆる紹興酒ですが、味わい深い銘酒。日本の蕎麦とよく合って、久しぶりに“アジア”で飲んでいる実感、ご馳走さま!
 お返しでもありませんが、新しく出た小林・伊藤・李共編『日本の社会教育・生涯学習』を進呈し、別の1冊を呉遵民さんあて託しました。
 この日は伊藤長和さんが、大下勝巳さんや教え子「りう秋月」さん(首都大学東京・研究生)を誘ってお元気に登場。賑健やかに「伊藤節」復活の気配でした。中国研究フォーラムの再生も嬉しく、冷えてしまった中国について、ともに語り論じあうことの大事さ、しみじみと感じるところがありました。どなたか当日の研究会記録を送っていただけるでしょうか。
前列左より2人目・陸素菊(華東師範大学)、大下勝巳、故伊藤長和ほかの皆さん (茗荷谷、131014)


★第24回・中国生涯学習研究フォーラム案内・報告
  −第193回 TOAFAEC(3月)定例研究会と合同開催−
        *遠藤輝喜(TOAFAEC事務局長)、Sun, 03 Mar 2013 23:03
 皆さま、忙しく3月をお迎えのことと拝察します。TOAFAEC 関連の研究会も活発に毎月の企画が進行し、それぞれ賑やかに開催されています。第24回の中国研究フォーラムは3月のTOAFAEC(第193回)定例研究会と合同で開催することになりました。
 中国の成人教育・継続教育は、1990年代以降の改革開放政策、社会主義市場経済の導入を背景に大きな転換をとげつつあります。いわゆる「単位」(組織・企業)社会からの脱皮が進行する中、「社区」(コミュニテイ)建設が大きな政策課題。このような経済・社会動向を背景に、従来の成人教育もまたその姿を変え、いま「社区教育」(地域教育)あるいは「終身学習」(生涯学習)が新しく登場しつつあり、最近は「継続教育」という言葉も多く使われるようになりました。
 旧「成人教育」の主要な内容であった「職業教育」は、この新しい状況のなかで、いまどのように展開しているのでしょうか。上海の華東師範大学で「職業教育」を研究・指導されている陸素菊先生(昨年より東京大学客員研究員として滞日中)にお話を伺います。また「日本の社会教育との関連」から、上田孝典先生(筑波大学、中国研究フォーラム事務局長)にもコメントを添えていただくことになりました。
 終了後は、私たちの研究会で初めて報告をしていただく陸素菊先生の歓迎会、あわせてお互いの交流会を(いつもの「イーストビレッジ」で)開催いたします。おそらく桜満開の時期、会場横・神田川沿いの桜も見事に咲いていることでしょう。皆さま、花見の気分でお出かけください。
○中国生涯学習研究フオーラム(第24回)
プログラム
日時:2013年3月29日(金)18:30〜21:00
内容:陸素菊先生(華東師範大学)報告「中国の職業教育・継続教育の動向」(仮題)  
    上田孝典先生(筑波大学)コメント「日本の社会教育との関連で」
会場:(杉並)高井戸地域区民センター第3集会室
  〒168−0072杉並区高井戸東3−7−5 TEL 03−3331−7841
   *京王井の頭線「高井戸」駅下車3分(環八を渡ってすぐ)
終了後(20:45〜)陸先生の歓迎会・交流会「イーストビレッジ」03-5346-2077 
   *駅から2分、神田川そばマンションビル(裏側)1階
★報告
○参加者(敬称略):陸素菊、上田孝典、岩本陽児、上平泰博、呉迪、小林文人、孫佳茹、モウラ(ワーカーズ・コープ)、山口真理子、山口香苗(進行)
○感想1
(岩本陽児、風3058号) …陸素菊先生、とても刺激的なご報告で、二次会でぜひ続きを伺いたかったのですが、ない後ろ髪を引かれる思いで辞去しました。
 私が最初に中国の教育制度のイメージを得た1980年代後半が、じつは文革後のリハビリテーションの時期であり、ことによると今もなお過渡期的な状況が続いているかもしれないことがイメージできました。陸先生が今後の課題として挙げられた農民工のUターン、Jターンのお話を聞くにつけ、高度成長期に人材供給を求められ、半世紀後のいま、持続可能性をほぼ失った日本の農村部のことが思いやられました。地方出身で、町田や川崎で定年を迎えた私の周囲のみなさんに、ふるさとに帰ろうとの動きは見られません。今回の「一票の格差」違憲判決で、国会で農村部の利益を守る議員はさらに出せなくなるでしょう。私には、今回ご報告の中国の状況と、この間、異常な低金利政策のもとで「自己責任」社会化を進めてきた日本の状況とが、背後でつながったものとして映ります。中国の同じ状況に対する陸先生と上田先生の見方の違いは、おふたりの研究対象との距離の持ち方を反映しているのかも、と思ったことでした。昨日のメモを添付します。
○感想2
(上田孝典、風3059号) …岩本先生、昨日(29日・中国研究会)は、ご参加いただきありがとうございました。日本の高度経済成長期における人口移動との対比で見る視点は、たくさんの示唆をいただきました。中国の現状は、戸籍制度によって、都市部では国民としての諸権利が剥奪されている農民工に対し、制度を整備しているのに法規を無視してその枠組みから外れている農民工が悪いという、自己責任論です。
 子どもの就学、進学や受験においても、大きな悪影響が出ています。またこの様な議論を中国フォーラムで深めて行ければと思っています。丁寧な「まとめ」を送っていただき、ありがとうございました。
○感想3
(孫佳茹、風3058号) …本日(29日)研究会に参加させていただきまして、本当にありがとうございました。まず、陸素菊先生の発表は大変勉強になりました。知らないことが多くあったので、中国の職業教育・成人教育についての現状についてしっかりと「補習」していただきました。その後の上田孝典先生のコメントと皆様の議論でも勉強になったことがたくさんありました。
 質疑応答の時間に出た中国の経済体制転換により起こった出来事は、私の家庭でほぼ経験済みです。2,3年前から新保敦子先生のゼミ論文がきっかけで、家族や親族にライフヒストリーの聞き取りを始めました。なぜ私の家族はこのようなことを経験してきたのだろうと不思議に思ったことがありますが、うまく回答が見つかりませんでした。改革開放後の市場経済体制への転換は中国では良いこととして認識されていますが、個人のレベルに立ってみると、どうだろうという複雑な思いはあります。
○感想4
(小林文人 南の風3058号) …29日夜の3月定例(第193回)研究会。ご報告をお願いした陸素菊さん(華東師範大学)、上田孝典さん(筑波大学)有り難うございました。そしてご参加の皆さん、お疲れさま。会場近く神田川沿いの満開の桜は残っていました。終了後イーストウッドの歓談はいつまでも終らず。遅れて遠藤輝喜さんが来たような記憶(定かでない)。若い世代は知らない・・というので「九一八・松花江上」を想い出して歌ったり、久しぶりの“歌姫”の絶唱を聞いたり。駅で別れたのは23時半近く。無事帰宅後の孫佳茹さん(早稲田大学・院)から深夜の「お礼です」メール(上掲)。お疲れさまでした。
陸素菊さん(華東師範大学) 高井戸 20130329


★第23回・中国生涯学習研究フォーラム・記録
        
上田孝典(Wed, 30 Jan 2013 03:04)
 皆様、こんにちは。連絡が遅くなりました。下記の通り第22回研究フォーラムを開催いたします。
お誘い合わせの上、ご参加ください。
・日時:2月6日(水)18:00〜
・場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎436室
・内容:各省終身教育関連動向報告、法制研究
★報告 (呉迪、Wed, 13 Feb 2013 15:20)  *南の風3034号
参加者(敬称略):小林文人、上田孝典、呉迪
内容:2月6日(水)に第23回中国生涯学習研究フォーラムが行われた。今回も引き続き、国レベル、各省における生涯学習政策の動向について報告がなされた。
 全国レベルでは、2012年11月28日〜29日に、杭州において「2012国際視野下的社区教育国際論壇」が開催され、ユネスコ関係者が登壇されたことが報告された。また1995年から始まり、2012年で第8回となる「全民終身学習活動ウィーク」は、「継続教育の発展を加速し、学習型社会の建設に努力しよう―第18回党大会の円滑な開幕を迎えて」をテーマに行われたことが確認された。
 各地域の動きとして、四川省成都市「学習型都市建設を加速させることに関する意見」の公布、黒龍江省鶏東県社区管理委員会の状況及び県における終身学習事業の総括報告、湖南省「終身教育及び学習型社会の建設の促進に関する意見」「湖南省建設教育強省計画綱要(2010-2020年)」等の条例の発布及び2012年全民終身学習活動ウィークの活動内容、などについて報告がなされた。
 その他、上田先生より中国成人教育協会会長である朱新均氏の論文「学習型社会建設の道と評価基準」が紹介され、その中で「終身教育」と「終身学習」が使い分けられていること、「ハイレベルな専門性を備えた終身教育工作者」(職員)の養成が言及されていること、評価基準に関する5つの原則が提起されていること、が注目すべきであるとのお話があった。特に専門職の問題について、小林先生から大学がもつ専門職養成機能がどうなっているのか、日本の社会教育主事や韓国の平生教育士とは異なる中国の「終身教育工作者」の在り方、という問題提起をいただき、議論が行われた。
 今回は少人数であったが、充実した情報交換・議論ができ、ありがとうございました。次回は3月末(金曜日)にTOAFAEC 研究会と合同し、広く呼びかけて開催する案が出ています。


★第22回・中国生涯学習研究フォーラム
・記録  上田孝典Fri, 7 Dec 2012 16:00)
 皆様、こんにちは。ご連絡が遅くなりました。先ほど文人先生の「風」継続の知らせが吹いてきて、敬意と感謝の思いでいっぱいです。
 下記要領で、中国生涯学習研究フォーラムを行いますので、是非ご参加ください。また一緒に共同研究をしていける方がいましたら、お誘い合わせの上、ご参加ください。
日時:12月15日(土)15:00〜
場所:筑波大学文京キャンパス(茗荷谷)556ゼミ室
テーマ:終身教育促進条例制定に関する全国調査  ※『東アジア社会教育研究』No.17ご持参を。
★報告
 (山口香苗、Mon, 17 Dec 2012 02:07) →関連記事・写真(南の風3001号)■
日時:2012年12月15日(土)15:00〜17:00
場所:(東京・茗荷谷)筑波大学東京キャンパス文京校舎566室
参加者(敬称略):小林文人、上田孝典(筑波大学)、陸素菊(華東師範大学)、呉迪(筑波大学・院)、
           孫暁英(早稲田大学・院)、丁健(東大・院)、山口香苗(東大・院)
内容:@全国の省・市の生涯学習関連法制化を調べるための役割分担。当面は華北地区(担当:丁健)、山西省(孫)、華東地区(黄丹青)、中南地区(呉迪)、西南地区(山口)の動向をHPなどで調べていくことになりました。将来的にはHPの情報だけではなく、中国の研究者とネットワークを作ってより詳しく見ていけないかという展望が話されました。
 A2012年「全民終身学習活動ウィーク」の参加都市、「中国成人教育協会」に11月から「終身教育と学習研究センター」(終身教育の研究グループのこと)が附設されたこと。終身学習活動ウィークには、今年も多くの省・都市が参加していること。また「中長期教育改革計画」が出されてから、「職業教育与(と)成人教育司」が「職業教育与継続教育司」へ名称が変更されたことが確認されました。
 これは、文革後から「成人教育司」を使用してきて以来初の変更です。この変更の背景には「成人教育は必要か?」という議論があったことが陸先生よりご報告されました。この変更によって内容も変化し、特に「成人教育司」時代に重要視されていた「識字(掃盲)」は、学校教育の普及によってすでに終わったとされたようです。このことに関して小林先生は、他国では学校教育が普及しても「掃盲」は重要視されているのに、中国で「継続教育」になり「掃盲」概念を含まなくなったことは残念であるとの思いを語られました。
 B「雲南省条例(草案)」の内容確認。上海市条例と比較すると、農村・農民に関連する項目が多くなっていること、メディアに関する項目があること、生涯教育促進委員会を置く行政のレベルが違うこと、「社会主義を中核とする価値体系教育」の用語が最後の方で書かれているが上海市条例には出てこないことなど、相違点・共通点を簡単に確認しました。
 その他、日本では社会教育の中に「文化」が含まれ発展してきたのに対し、中国では博物館や図書館が文化局に置かれているように教育と文化の分断が見られるため、文化に関する側面をどのように見ていくのか、韓国の自治体法(条例)がさまざまなバリエーションをもち、おもしろい内容がみられるのに対し中国ではどうなのか、居民委員会(集落)レベルでの規則や「教学点」の取り組みを見ていくとおもしろいのではないか、という提案などが出され、大変充実した議論が交わされた2時間でした。次回のフォーラムは、2013年2月6日(水)18:0¥0〜の予定です。楽しみにしております。
会が終わって神田・放心亭(2012年12月15日) 
★第21回・中国生涯学習研究フォーラム・記録 
上田孝典(Thu, 8 Nov 2012 14:21)
 8月に開催してから、すでに3ヶ月が経過しました。その間、TOAFAEC17号では、中国生涯学習研究フォーラム皆さんの協力で「中国の生涯学習・この1年」をまとめることができました。
 さて、改めてフォーラムを下記日程で再開したいと思います。皆さんのご参加をお待ちしています。(関心ある方々のご参加歓迎!)
日時:2012年11月23日(金)16:00〜18:00
場所:筑波大学文教キャンパス・6F−622会議室(地下鉄丸の内線・茗荷谷駅下車すぐ)
内容:全省生涯学習政策の動向調査、17号のレビュー(中国関連)
★報告 (丁 健、Sun, 25 Nov 2012 14:28)
参加者(敬称略):小林文人、黄丹青(目白大学)、上田孝典(筑波大学)、陸素菊(華東師範大学)、
            呉迪(筑波大学・院)、山口香苗(東大・院)、丁健(東大・院)
内容:金曜日(23日)に筑波大学東京キャンパス文京校舎にて3ヶ月ぶりの中国生涯学習研究フォーラム(第21回)が開催されました。今回は、現在、東京大学に客員研究員として滞日中の華東師範大学・陸素菊先生にもご参加して頂き、とても充実した研究会となりました。
 今回のフォーラムでは、まず上田孝典先生から現在申請中の科研「現代中国における生涯学習政策の地方立法に関する研究」についてのご報告がなされ、そして、それと関連する『東アジア社会教育研究』第17号に掲載した「この1年の動き」の内容を中心に、これまでの中国各省生涯学習政策動向の調査結果を踏まえた今後の研究課題や、中国の地方分権の現状などの議題をめぐって活発な議論が交わされました。
 今後、中国生涯学習研究フォーラムメンバーによる生涯学習政策に関する調査研究の方向として、上田先生が具体的に三つの研究課題を提示。(1.地方レベルで進められている「終身教育促進条例」制定の動向を調査し、条例制定に至る背景について、現地調査を踏まえて解明を試みる。2.条例(草案を含む)の内容を分析し、その特徴や地方間の異同を検証する。3.中国の生涯学習政策を日本や韓国との比較において検討する。) 今後の具体的な進め方などを説明しました。
 上田先生のご報告を受けて、小林文人先生からは、今後、中国生涯学習政策や実践の調査研究において、特に中国全体状況の把握や、強い中央政府による統制の中での生涯学習施策の地域性や独自性、自治性の問題、さらに専門職の問題などに留意すべきであることを指摘し、今後中国の生涯学習の発展に対する懸念と期待を示していただきました。小林先生のご指摘に対して、特に地域性、独自性の問題について陸先生と黄先生は、現在上海などの地域で行われている地方立法や、実践の状況、さらに中央政府の政策をもとに地方行政の様々な変化が起きていることを紹介しました。
 本日はたくさんの方のご意見を聞くことができて本当に充実した時間を過ごすことができました。ありがとうございました。次回のフォーラムは、2012年12月15日(土)の予定です。楽しみにしております。


★中国生涯学習研究フォーラム(第20回)案内・報告  
(上田孝典、Thu, 26 Jul 2012 21:15)
 連日、暑い日が続きますがいかがお過ごしですか。現在、中国全省のホームページ調査を行っていますが、省によっては市レベルの情報まで集まってきています。HPを見るだけでも、いろいろな動きが見えてきます。中国フォーラムの皆さんから送っていただいた情報を、現在集約して、「この1年の動き」(「東アジア社会教育研究」第17号掲載予定)をまとめている所です。
 次回のフォーラムでは、「この1年」を中心にしながら、これまでの情報を整理してみたいと考えています。各省の担当者には、新たな動きがあればそれも含めて、簡単な報告準備をしていただきますようお願いします。下記要領で開催しますのでご参加ください。関心ある方、どなたも歓迎!
○第20回中国生涯学習研究フォーラム
 日時:2012年8月4日(土)15:00〜
 場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎435ゼミ室
 内容:「この1年」を中心にした情報の整理、日中韓生涯学習研究フォーラムについて、ほか
★報告  (山口香苗、Sun, 5 Aug 2012 09:52)
日時:2012年8月4日(土)15:00〜18:00
場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎435ゼミ室
参加者(敬称略):小林文人、黄丹青(目白大学)、伊藤長和(中国山東工商学院)、
           上田孝典(筑波大学)、山口香苗(東大・院)
内容:「中国・生涯学習この1年」(第17号)を中心にした情報の整理
 4日(土)に第20回中国生涯学習研究フォーラムが行われました。今回は、「東アジア社会教育研究」第17号に掲載予定の「この1年の動き」の内容を中心に、全国・各省・各市における政策動向を整理しました。
 全国レベルでは、2012年3月に「教育信息化十年発展計画(2011-2010)」、6月に「国家教育事業発展十二期五カ年計画」が出されたことを確認し、上田先生から「中国製造から中国創造へ」という興味深い文言が載せられているとのお話がありました。各省、市の大きな動きとしては、雲南省と太原市が2012年度内に「生涯学習促進条例」の公布を目指しており、太原市は省都レベルでは初の条例化の試みであり、注目されるとの報告がありました。
 これらの報告を受けて小林先生から、地方での動きがあるものの中央で出された文言が多用されており地方色が見えないという指摘があり、最近の中央と地方(住民)の関係性はどうなっているのかということが話題となりました。また、中国研究者たちは1990年代から国家の統制と経済発展という2つの背景を設定し、それに合わせてどのように生涯学習が行われているのかという議論を続けているが、中国のダイナミックな動きがみえてこないという指摘がありました。例えば成人教育協会や終身(生涯)学習の動きや地方の条例化などをメルクマールとして、もっとダイナミックに説明を加えることができないか、といった要望・期待をいただきました。
 このほかにも「単位バンク」制度の発展に関して、キャリアアップをしたところで受け皿はあるのかといった学習と労働市場の関係性や、東アジアで「学び」とは何かを問う必要があるのではないかという問題提起があり、さまざまな意見交換が行われました。
 今後の展開も視野に入れ、多くの問題提起がなされました。次回の開催日については後日連絡をします。楽しみにしております。


★第19回中国生涯学習研究フォーラムの開催
・報告
        (筑波大学・上田孝典、Wed, 20 Jun 2012 13:53)
 皆様 こんにちは。
 遅くなりましたが、中国生涯学習フォーラム(第19回)についてご連絡いたします。かねてより、中国全省を対象にした終身教育、社区教育の動向をレビューしています。今回も下記要領にて開催いたしますので、皆様のご参加をお待ちしています。
日時:2012年6月24日(日)15:00〜18:00
場所:筑波大学文京校舎(茗荷谷駅下車)4F434ゼミ室
内容:全国の動向、調査経過報告(各担当の省)
    年報第17号・中国編の確認と「この1年」の構成
★報告1 (孫佳茹、Mon, 25 Jun 2012 07:38)
 2012/06/25午後3時から6時半まで、筑波大学文京キャンパス4階434号室にて、中国生涯学習研究フォーラム(第19回)の例会が開かれた。小林文人(TOAFAEC )、上田孝典(筑波大学)、黄丹青(目白大学)、丁健(東京大学・院)、孫佳茹(早稲田大学・院)、合計5名の参加があった。
 例会では、まず、「東アジア社会教育研究」17号の編集に向け、執筆事項の確認が行われ、次に中国全省を対象にした終身教育、社区教育の動向についてのレビューが行われた。
 以下、発表順に発表内容を簡単に紹介する。
 1、雲南省・四川省(担当:山口香苗・東大院生) 山口さんは雲南省・四川省・貴州省の生涯教育政策の動向を担当し、今回の発表では雲南と四川を取り上げている。本人は会の当日にご都合がつかなかったため、レジュメの配布と発表を丁さんが代行した。報告によれば、雲南省は「雲南省終身教育促進条例(草案)」がすでにパブリックコメント段階を済ませ、さらに手直しされ、議案として省人民代表大会常務委員会の審議に報告、申請されている段階に入っているという。レジュメには資料として「雲南省生涯学習促進条例(草案)パブリックコメント稿」(日本語訳・山口香苗)が添付されていた。また、四川省成都市の動向として、「成都市終身教育促進条例」の制定が計画されており、現在のところ立法の動きはみられないものの、今後制定される可能性があるという状況が分かった。山口さんの発表について、上田先生からパブリックコメントのポイントについてご指摘があり、福建省、上海市に継ぎ、三番目に終身教育促進条例が出されたのはなぜ雲南省なのかという興味深いご発問をなされた。
 2、安徽省(担当:丁健) 丁さんの報告では、安徽省政協常務委員・李暁梅氏による安徽省終身教育促進条例制定の提案、提案に対する安徽省教育庁職成處からの回答、安徽省の省庁所在地である合肥市の終身教育促進委員会設置の動き、さらに馬鞍山市の市民終身学習推進のためにインターネットにおける学資源プラットフォームの整備、といった内容が行われた。
 安徽省の動きについて、小林文人先生より学習の自由・選択の自由の問題について懸念をされ、上田先生は人間が学ぶことによりリテラシーが身につくにつれ、どこかで矛盾は出てくるだろうと、見通しを示してした。
 3、第一回上海社区学校校長研修班の開催(黄丹青) 黄先生は2012年3月15日から5月10日まで上海華東師範大学にて行われた(呉遵民氏から提供された)第一回上海社区学校校長研修班の開催目的・テーマ・参加者名簿といった関連事項について発表された。黄先生は過去と比べ、生涯教育活動の推進においては、生涯学習推進委員会より東方社区学校服務指導中心辧公室(略称:社指辧)に重心が移行したようだというご指摘が今後の研究のポイントでもあるだろう。小林文人先生より、この研修班は日本の社会主事講習に似ているとのご指摘があり、今後の展開が注目されている。
 4、中国成人教育協会による日中韓三カ国終身学習論壇会議についての通知(上田孝典)。上田先生は主に二つのことについてお話をされた。一つは中国成人教育協会による日中韓三カ国終身学習論壇会議の通知の件である。上田先生は中国成人教育協会のホームページに掲載された第二回中・日・韓三カ国終身学習論壇会議(2011・済州島予定)の通知を取り上げ、前回(2011・上海)開催に比べ、中国成人教育協会が中国側の担当となり、そして参加要項もはっきりと示されたことは中国側が意欲的に生涯学習・国際論壇に取り組もうという現れではないかと指摘した。
 もう一つは、上田先生は中国側とユネスコとかかわりを取り上げ、農村CLCに関する継続研究の様子および中国国内で出版されたCLCの著書を紹介したほか、ユネスコ生涯学習研究所(ハンブルク)中国人研究者・楊進さん(男性)のことについて紹介した。楊さんのグループは国際学習都市ネットワークの構築とそれに関するインディスク(認定指標?)の作成に力を注いでいるという。
 小林先生より、中国とユネスコとの関わりの歴史的経緯を指摘され、今回の動向を踏まえ、今後における中国のユネスコにおける動向ついて注目する必要があるだろう。
 5、次回中国フォーラム予定 日時:8月4日(土)15時〜 場所は後日連絡
★報告2 
地方から生涯教育法制化の動き−中国> (小林・南の風2907号)
 …最近の中国で生涯(終身)教育をめぐる政策が、活発に動いていることが読みとれます。中国では国家レベルの生涯教育法制化はまだ大きな課題として残されていますが、福建省(2005)や上海市(2011)で「生涯教育促進条例」が制定されたことは、ご存知の通り(HPに日本語訳収録)。→■
 これに続いて、雲南省、四川省成都市、安徽省や山西省等の主要都市でも「終身教育」関連条例づくりへの積極的な動きが報告されました。パブコメなどの手続きも公式HPに現れていて、とくに地方からの新しい潮流を実感させられたひととき。いろいろ刺激を受けた研究会でした。…この日の上田孝典さんのハンブルク・ユネスコ生涯学習研究所訪問の際の「東アジア」に関連する情報でも、中国や韓国の積極的な動きが含まれ、注目していく必要がありましょう。

★第18回中国生涯学習研究フォーラムの開催・報告

 新学期も始まり、それぞれが授業や研究に心新たに取り組まれていることと思います。先日お伝えしたように21日の中国フォーラムは延期、下記の通り28日に開催することとなりました。お誘い合わせの上ご参加ください。
日時:2012年12月15日(土)15:00〜17:00
内容:中国各省の政策動向報告
    TOAFAEC『東アジア社会教育研究』第17号の執筆計画について
場所:筑波大学東京キャンパス(地下鉄茗荷谷駅下車)435ゼミ室
★報告
 (丁健、Mon, 30 Apr 2012 21:59)
・開催日時:2012年4月28日(土)15:00〜18:00
・場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎4階434ゼミ室
・参加者(敬称略):小林文人、黄丹青(目白大学)、李正連(東京大学)、石井山竜平(東北大学)、
    上田孝典(筑波大学)、呉迪(筑波大学・院)、金宝藍(東大・院)、山口香苗(同)、丁健(同)
・テーマ:@中国各省の終身教育政策動向報告
      ATOAFAEC『東アジア社会教育研究』第17号の執筆計画
 先週土曜日(28日)に第18回中国生涯学習研究フォーラムが開催されました。フォーラムでは、中国生涯学習に関する各省の政策動向や実践例についての報告がなされ、中国生涯学習の法制化や、学習型社会建設の進め方などについて活発な議論が行われました。報告者と報告は次の通りです。
@王国輝「遼寧省の生涯学習実践について−瀋陽市和平区の場合」
A黄丹青「2011年上海の社区教育について」
B呉迪「湖北省生涯学習政策の動向」
C丁健「江蘇省生涯学習政策の動向」
 各報告では、まず、実践例の紹介として、上田孝典先生から王国輝先生ペーパーについて、遼寧省瀋陽市和平区の事例について報告がされました。紹介された「百名教授進社区」交流座談会の開催や、テレビ大学教授らによる社区カリキュラムの編成などの事例から、現在、地方都市部において教育局やテレビ大学、社区大学、社区学院の連携による社区教育の推進は一層活発化していることが確認できました。
 黄丹青先生からは、2011年上海市社区教育重点プロジェクトや社区教育入札プロジェクトの状況、また上海市社区教育発展の方向性などについて分析報告されました。
 続いて、政策動向の紹介として、まず呉迪さんが湖北省の生涯学習政策について報告され、続いて私の方から江蘇省の政策についてご報告させていただきました。各報告では、両省には福建省のような「終身教育促進条例」がいまだ制定されていないものの、学習型社会建設に向けての終身教育システム構築の計画などが、きちんと各省の2010年から2020年までの中長期教育改革・発展計画綱要に盛り込まれていることが確認できました。
 各報告に対して、様々な質問や意見が出されましたが、特に法制化の動きや、現在中国で盛んに強調されている学習型社会建設の課題を中心に意見が交わされました。小林先生からは、計画性を持つ中国生涯学習政策の進め方が評価できると指摘したうえ、昔の文化宮・文化館のような住民活動施設が終身教育を進める学習型社会においてどう位置づけられているのか、教育と文化の観点からどう捉えるべきなのかについて指摘されました。今後、各省の生涯学習政策と実践の分析を行う際にこのような観点を意識しながら分析していく必要があると感じました。
 報告が終わって、『東アジア社会教育研究』第17号への執筆についても意見交換が行われました。今後の執筆に向けて各省生涯学習政策推進の異なる特徴に注目し、分析すべきだと上田孝典先生から指摘がありました。
 今回は多くの方のご参加により、実のある研究会となりました、本当にありがとうござじました。次回フォーラムの開催は6月24日午後。楽しみにしております。
▼会が終わって(茗荷谷、20120428)


★第17回中国生涯学習研究フォーラムの開催
           上田孝典(Fri, 9 Mar 2012 12:32)
 天気の移り変わり、寒暖の差も大きく、花粉も飛び始め、春が近づきつつあるこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
 さて、先月の29日に久しぶりのフォーラムを開催しました。その中で、今後の進め方としては、中国全省を対象に政策動向を調べ、報告を行っていくということになりました。そこで、以下のように最初の報告会を行いたいと思います。今後、詳しく調査を継続していきますが、まずは概観したいと思います。よろしくご参加ください。(どなたも歓迎!)
日時:3月16日(金)16:00〜18:00
場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎4階434ゼミ室(地下鉄丸の内線茗荷谷駅)
内容:全省調査の進行状況の報告、第17号の編集、ほか


★第16回中国生涯学習研究フォーラム(2012)の開催
・報告
                
(上田孝典、Thu, 9 Feb 2012 14:09)
 皆様、大変長い間、休止状態で申し訳ありません。
下記の日程で、久しぶりの中国研究フォーラムを開催いたします。お誘い合わせのうえ、
ご参加ください。
・日時:2012年2月29日16時〜18時
・場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎・4階会議室 (地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅下車)
・テーマ:@今後の進め方(各地の条例制定の動きをレビュー)
      ATOAFAEC年報「東アジア社会教育研究」第17号に向けて
       (中国部会での内容、日中国交正常化40周年に向けて、など)
      Bフィールド調査の企画(福建?)
★報告(上田孝典、Thu, 1 Mar 2012 18:57)
 参加者(敬称略):小林文人 黄丹青(目白大学)、上田孝典(筑波大学)、王国輝(遼寧師範大学)、馬麗華(東大・院)、満都拉(同)、山口香苗(同)
 閏年の2月29日、久しぶりの中国生涯学習研究フォーラムを行いました。フォーラムでは、中国生涯学習をめぐる「法制化」「職員論」「教育と文化」などについて議論しました。
 はじめに、黄丹青先生から福建省の事例報告がされました。報告に対して小林先生からは、中国において、かつては成人教育法の起案がされ、また近年、地方で条例化が進んでいるにもかかわらず、終身教育に関する法制化が実現しないのはなぜなのか、と問題提起がありました。王国輝先生からは「終身教育」「成人教育」「継続教育」「社区教育」など、文脈の中で様々な名称が使用され、それぞれの用語の定義が曖昧であるところに課題があることが指摘されました。またインフォーマル教育について正規化への指向が強く、学歴教育だけでなく非学歴教育においても講座中心になる傾向があり、単位互換制度や成績認証評価制度に関心が高まっているという意見も出ました。
 中国研究フォーラムとしては、これまでは北京・上海など特定の地域に情報が限られていたため、今後は、全国の生涯学習をめぐる動向をつかむことを目標に、まずは全省について省政府のホームページなどから情報を集め、順次報告を行っていくことにしました。
 「東アジア社会教育研究」第17号(2012年秋・刊行予定)の編集、構成・内容についても話し合いました。今年は日中国交正常化40年でもあり、その関連の論稿も収録していくことになりました。
 フォーラム終了後の懇親会では、馬麗華さんの博士論文提出を祝い乾杯をしました。次回は3月16日(金)の予定です。ご参加をお待ちしています。なお、3月24日夜(予定)のTOAFAEC定例研究会では、東京大学に客員研究員として滞日中の王国輝先生に中国・成人教育(労農教育)の歴史について語っていただくほか、馬麗華さんが提出された博士論文についても話を伺う予定とのこと。こちらも是非ご参加ください。
★報告2 (南の風2834号・小林ぶんじん)
 昨日は久しぶりの中国生涯学習研究フオーラムでした。東京は未明から降り続いた雪で真っ白の世界。しかし午後には雪もやみ、電車は遅れながらも動いてくれて助かりました。先日の韓国研究フオーラムに続く中国研究会の再開です。議論もあり、年報第17号編集の話も始まって、いい気分で皆さんとビールを飲みました。


★第15回中国生涯学習研究フォーラムのお知らせ・報告
             
(上田孝典、Thu, 30 Jun 2011 16:05)
 暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか。節電節電・・・と、クーラーを付けることに罪悪感を感じるほど、どの大学でも大変な夏の始まりになっていることと思います。
 さて、以前にもお知らせしましたように、下記要領でフォーラムを開催したいと思います。お誘い合わせの上、たくさんのご参加をお待ちしています。首都圏以外の方も、ご都合がつけば是非ご参加ください。
 関心ある方のご参加、どなたも歓迎です。
日時:2011年7月8日(金)18時〜
場所:目白大学・新宿キャンパス(西武新宿線「中井」駅下車、徒歩8分)
    黄丹青先生への連絡。電話03-5996-3161(直通ではありません)
内容:TOAFAEC年報16号中国編の内容についての検討ほか
   (「この1年」、上海条例、間に合えば福建省の事例論文)
★報告@ (丁健、Sun, 10 Jul 2011 15:41)
・日時:2011年7月8日(金)18時〜20時半、終了後・懇親会
・テーマ・議題:@上海終身教育促進条例
 A黄欣・呉遵民・池晨穎(訳:肖蘭)「上海市生涯教育促進条例」考察
 B国家・地方レベルにおける法制下の動き
 C福建省グループの日本訪問(10月)
 DTOAFAEC年報「東アジア社会教育研究」第16号・巻頭論文
・場所:目白大学4号館270室
・参加者(敬称略):小林文人、伊藤長和、黄丹青、李正連、上田孝典、呉迪(筑波大学大学院)、孫佳茹(早稲田大学大学院)、馬麗華(東京大学大学院)、満都拉(同)、娜仁高娃(同)、侯亭亭(同)、山口香苗(同)、劉巍(同)、丁健(同)−計14名
・主な内容:
○2011年1月5日に公布、5月1日から施行された≪上海終身教育促進条例≫について、上田孝典先生が中心に同条例が公布された以前の草案と対照しながら、≪上海終身教育促進条例≫には具体的にどのような施策が示されているのかについて検討を行いました。例えば、条例文に不明な点がありながら(第二条において「国民教育体系」は一体何を指しているのか)、全体的にみれば、「生涯教育活動に従事する専任教師は相当の教員資格を取得しなければならない」(第二十条)の規定や、また、「…テレビ局(ステーション)は毎日一定時間を生涯教育の番組を放送しなければならない」(第二十二条)の条文から、現在、上海市では官民を挙げて生涯教育促進するための仕組み作りに精力的に取り込んでいることがうかがえるとの指摘がありました。
 一方で、現在の中国では、経済発展地域の上海や福建省以外に、内陸部あるいは少数民族地域でも、生涯教育法制化の動きが出始めています。
上田孝典先生は雲南省教育庁副庁長羅嘉福氏による≪雲南省終身教育促進条例≫立法論証会での講話を取り上げて説明し、さらに今後各地域で行政による終身教育法制化の推進がさらに進められることが予測できると指摘し、今後研究会の参加メンバーによる各省の生涯教育法制化動向の調査を求めました。
○TOAFAEC 年報「東アジア社会教育研究」第16号巻頭論文の構成や執筆分担案について小林文人先生からご説明がありました。さらに、小林文人先生はこれまで日韓、日中二国間と日中韓三国間の社会教育研究交流の経緯を踏まえて、今後さらなる成果のある日中韓社会教育研究交流を展望しました。
 今回第15回中国生涯学習研究フォーラムの開催にあたって、開催場所を提供していただいた目白大学・黄丹青先生のご協力と多くの方のご参加により充実した研究会となりました。また、研究会終了後、目白大学周辺の居酒屋で懇親会が行われ、研究会に出席した方の多数が懇親会にも参加し、にぎやかな懇親会となりました。次回研究会の開催を楽しみにしております。
★報告A
(伊藤長和、Sat, 9 Jul 2011 13:09)
 私は、夏休みの一時帰国を利用して、初めて大木の緑陰に包まれた目白大学を訪れました。研究会では、会場提供をしていただいた黄丹青先生をはじめ、上田孝典(筑波大学)、李正連(東京大学)の先生方に久しぶりにお目にかかることができ、心躍るひと時をもつことができました。参加者は李正連先生のお誘いもあって、東京大学の院生が7名と多く、加えて早稲田1名、筑波1名の院生が計9名参加され、全員で14名の華やかな研究会でした。
 院生の中で中国留学生は、黒龍江省1名、河北省1名、山東省2名、河南省1名、内蒙古2名、不明(華東師範大卒)1名、の8名です。その内男性は1名でした。彼は昨年上海で開催された、日中韓3国初の生涯学習研究国際フォーラムで私たちに研究発表の通訳をしてくれた山東省出身の丁健さんです。今年4月名古屋大学から東京大学に移ったとか。…(略)…
 研究は、上海市の生涯教育促進条例とその草案の比較を上田先生から報告、そして『東アジア社会教育研究』第16号・総論部分の執筆分担について小林文人先生から提案されました。
 そして、雲南省の生涯教育条例制定の動向も報告され(上田)、中国各地から来日している留学生が分担して各省の公式ホームページを調査すれば、各省の動向が把握できるのではないか、と提案されました。これは昨年の3国国際フォ−ラムを受けて、これからの中国研究のあり方について、以前私が提起した考え方なのです。
 その時は「院生は忙しすぎるから」と上田先生は言われましたが。留学生の皆さん頑張って下さい。少なくとも自分の出身地の生涯教育政策の動向ぐらいは把握すべきですね。真の国際人は外国の言語や文化への力量が高いだけではありません。自国の文化、自国の地域について熟知して、それを外国人に説明できる人をいうのですから。最後に第15回を迎えた研究会の記録の重要性について小林先生から指摘がなされ、中井駅前の居酒屋での懇親会となったのでした。
○当日配布された資料:
@中国生涯学習研究フォーラム(第15回)レジュメ、A上海市生涯教育促進条例・草案、B上海市生涯教育促進条例に関する研究と考察、C福建省における終身教育の現状と課題、福建省中長期教育改革と発展企画綱要から見られる福建省終身教育像、福建省社区教育現状、D東アジア社会教育・生涯学習における研究・交流の新しい地平ー総論案。


★第14回中国生涯学習研究フォーラムの開催について・記録
                    (上田孝典、Mon, 21 Feb 2011 16:28)
 皆様、連絡が遅くなりました。
 下記の通り、第14回・中国生涯学習研究フォーラムを行います。ご都合のつく皆様、お誘い合わせの上ご参加ください。内容は、上海終身教育促進条例を中心に、福建省条例との比較も視野に、上海終身教育の今後を展望します。新しい方も是非声をかけていただければ幸いです。
 日時:2月27日(日)15時〜
 場所:筑波大学附属学校教育局2F会議室東京都文京区小日向2丁目16?15
     メトロ有楽町線江戸川橋駅徒歩約5分
     Google mapで右記の座標点をペーストすると表示されます。→ 35.710576,139.734507
 内容:「上海終身教育促進条例」(草案、2010年11月)と「2011年上海市終身教育工作要点」検討、
     福建省条例との比較も視野に上海終身教育の今後を展望する(報告、上田孝典)
問い合わせ:090-6084-1904(上田携帯)
★第14回・報告 
*賈燕 女尼(ジャ エン ニー)、南の風2601号、3月1日
参加者:小林文人、黄丹青、上田孝典、呉迪(筑波大学院)、賈燕□(同)、馬麗華(東京大学・院)
報告者:上田孝典先生
内容:「上海市終身教育促進条例(草案)の検討」について報告が行われました。「福建省生涯教育促進条例」(2005年9月28日施行)との比較から、生涯教育が「国民経済と社会の発展計画」の中に位置付けられている点、「生涯教育促進委員会」の設置など、法の基本的性格は福建省条例を参照して起草されていることが指摘されました。また、呉遵民先生(華東師範大学)の「上海市終身教育促進条例(草案)に関する意見書」及び上海市教育委員会「2011年上海市終身教育工作要点」を踏まえながら、職業訓練への傾斜や社区教育への言及が少ないことなど、活発な議論が交わされました。
 小林先生からは、中国社会における「文化」の位置付けや「地域」の視点、たとえば生活基礎レベルの社区・居民委員会についても、生活と組織の両面から捉える必要が指摘されました。
 続いて、福建省から生涯教育関係者の日本訪問計画があること、日中韓の三国研究交流についての今後の進め方(先日の日韓両学会・学術研究大会で相談)が紹介されました。中国フォーラムや東アジア研究交流委員会(3月8日予定)などで話し合いが行われことになるようです。その後、馬麗華さん(東京大学・院)が合流し、おいしいそば屋さんで楽しく懇談しました。

2011年

東アジア研究交流委員会三国国際シンポ打ち合わせ会(第2回) →■三国シンポ(別ページ)
                石井山竜平(Thu, 9 Sep 2010 11:12)南の風2503号、9月10日
 三国国際シンポジウム(上海)、中国政府の認可がおり、正式に開催が決定されたとの
ご連絡をいただきました。主催者側からご提案されたプログラム案は以下の通りです。
日時:11月26日(金)〜27日(土)午前 基調講演、報告
        27日(土)午後〜28日(日)上海地区教育施設見学
場所:上海外国語大学賓館
主催:中国成人教育協会 共催:上海成人教育協会・上海終身教育研究会
内容:1)報告は各国から5本。基調講演30分、報告20分×4本。
    2)テーマ 基調講演:学習社会の理論と実践
    @単位制銀行制度の建設、A社区教育の展開
    B学習型組織の創建、C学習の場と資源の建設
 三国国際シンポジウム第2回打ち合わせを、神戸大学での社会教育学会にあわせて開催いたします。会場等については、次の通りです。
日時:2010年度9月18日(土) @17:00〜19:00  A19:00〜
会場:@神戸大学 A酒楽旬菜 風 Fu(JR六甲道駅南口;下記HP)
            http://r.gnavi.co.jp/c578200/ →■  電話:078-843-8816(店)


★第13回研究フォーラム・東アジア研究交流委員会
  −上海シンポ打ち合わせ会ご案内  
石井山竜平(Mon, 9 Aug 2010 16:51) 南の風2485号
 猛暑中お見舞い申し上げます。こちらは、6月末から始まった社会教育主事講習をようやく終え、ホッと一息といったところです。
 すでに「南の風」で小林先生に発信していただいたところですが、11月予定の上海シンポにむけての検討会議のご連絡いたします。韓国研究フォーラムの開催の日程に合わせ、同じ会場でその前の時間に開催いたします。会場の確保をしてくださった金侖貞さん、ありがとうございます!
 シンポに出席予定の皆様はとくに、お時間の都合がつく限り、ご参加ください。当日は、ここまで現地と調整をしてくださっている黄さんにこの間の動きをご報告いただき、日本側からの発信をどのように行うかについての第一回目のディスカッションにいたします。
日時:8月19日(木)11:00〜13:00
場所:秋葉原ダイビル12階・首都大学東京秋葉原サテライト会議室C
     〒101-0021 東京都千代田区外神田1-18-13(秋葉原ダイビル12階)
     JR「秋葉原」から徒歩約1分、つくばエクスプレス「秋葉原」約2分
     (駅からすぐ。駅の案内に出ています)電話番号:03-5294-0250

▼神田・放心亭にて(20100819)




★中国(第12回)・韓国合同研究フォーラムの案内
       上田孝典 (南の風2442号、5月25日)
 昨年の社会教育学会6月集会で立ち上がった東アジア研究交流委員会は、発足1年となります。
 この1年の歩みはわずかでしたが、今後の本委員会に期待される役割と可能性はますます大きくなっており、着実な前進もみられました。
 そこでこの1年を振り返りながら(「記念」する「お祝い」とまではいきませんが)、今後への士気を高めるべく下記の通り「つどい」を開きたいと思います。
 今回は、同日18:30〜 に韓国生涯学習研究フォーラム・中国生涯学習研究フォーラム(第12回)も合同で行います。皆様お誘い合わせの上、たくさんのご参加をお願いします。
○日時:6月5日(土)18:30〜20:00 
    *社会教育学会六月集会後移動(法政大学より徒歩圏内)
 会場:(1) 筑波大学東京オフィス(神保町仮校舎、住友神保町ビル)→■
  http://www.tsukuba.ac.jp/access/jinbouchyo_access.html
 (2) 懇親会(20:00〜)神保町放心亭(三省堂書店B1)  *会場(1)より徒歩5分程度
▼神田・放心亭にて(20100605)


★第11回中国生涯学習研究フォーラムの開催・報告
                上田孝典(Thu, 29 Apr 2010 19:10)
                中国生涯学習研究フォーラム・事務局長、筑波大学
 中国フォーラムの皆様、こんにちは。
連絡が遅くなりました。第11回のフォーラムについてお知らせします。
日時:5月8日(土) 16:00〜18:00
場所:目白大学本部棟会議室B(正門から右側の茶色の建物)
内容:TOAFAEC年報第15号について
    ○「中国生涯学習この一年(2009.4〜2010.3)」報告、上田、呉迪
    ○中国担当部分の原稿について(論文・翻訳等)
 皆様お誘い合わせの上、ご参加ください。関心ある方はどなたも歓迎です。
いよいよGWになりますが、それぞれ充実した休暇をお過ごしください。
★第11回研究フォーラムの報告 (上田孝典・筑波大学、Wed, 12 May 2010 21:52)
 去る5月8日に目白大学にて第11回の研究会を開催しました。
中国生涯学習をめぐる動向「この1年」の内容をめぐっては、「東アジア社会教育研究」次号(第15号)からの掲載開始ということで大きな抱負も含め、
 「これまでの歴史的経過を加える」 
 「国家政策に加え、各省の具体的動向を取り上げる」
 「毎号どこか区レベルの地域の実践報告を盛り込む」
 「法制や地方の条例、記事など有用な資料の翻訳を付録にする」など、
 様々な構成案が提起され、黄丹青、上田、馬麗華、呉迪を中心に調整することになりました。
 紙幅の都合もありますが、現在、内田編集長にページ増の可否を打診しています。その後、大正時代から続く老舗の蕎麦屋さんで懇親会を行いました。
 次回は、社会教育学会6月集会にあわせ、6月5日(場所、時間は未定)に行うことになりました。東京大学を中心に、新しい留学生の参加も続いています。遠方の方も、6月集会にあわせてご参加くださいますようお願いします。


★第10回中国生涯学習研究フォーラムの開催
                   
 上田孝典(Thu, 11 Mar 2010 19:39)
                    *中国生涯学習研究フォーラム・事務局長、筑波大学
 季節の変わり目、寒暖の差が大きい毎日ですが、いかがお過ごしですか。
さて、第10回となりました中国生涯学習研究フォーラムのお知らせです。下記要領で計画をしました
ので、お誘い合わせの上、大勢のご参加をお願いいたします。
日時:3月26日(金) 14:00〜16:30
場所:筑波大学・東京キャンパス東京リエゾンオフィス(JR秋葉原駅から徒歩1分)
     →■ http://www.ilc.tsukuba.ac.jp/TLO/office.html#5
内容:TOAFAEC年報第15号「中国の生涯学習ーこの1年」
    執筆に向けての政策動向レビュー


★第9回中国生涯学習研究フォーラム案内・報告 (黄丹青、Tue, 19 Jan 2010 21:30)
 皆様 新年好! 今年も良い一年でありますようお祈り申し上げます。
西暦の新年が過ぎ、日本の教育界では受験入試色に染められていますが、中国では今から冬休みに入り、2月14日の春節を迎えるための「師走」となります。
 さて、中国生涯学習研究フォーラム2010年第1回研究会(通算第9回)が下記のように開かれる運びとなりました。今回は、今後の研究活動への地ならしと位置づけ、重要文献を学習するとともに、われわれの昨年の取り組みを振り返る機会にしたいと考えております。お時間の許す限り、ふるってご参加ください。関心をおもちの方、どなたも参加歓迎!
日時:2010年1月24日(日)15:00〜17:00
場所:筑波大学人間系学系棟4F(つくばエクスプレス「つくば駅」下車
    秋葉原・快速 14:00発(つくば14:45着)、区間快速13:45発(つくば14:37着)
 このどちらかにお乗りください。都合により乗車できない場合は、上田の携帯までご連絡ください。
資料:@牧野篤「流動化する労働市場と成人教育―自己実現としての就労の萌芽」
      諏訪哲郎ほか編著『沸騰する中国の教育改革』(東方書店、2008年12月)
    A「現代中国における社区教育の躍動−2009年上海調査第一次報告」
      TOAFAEC『東アジア社会教育研究』第14号(2009年9月)
 各自で目を通してください。お持ちでなくても、当日コピーをご用意しております。
連絡先:上田孝典ueda@human.tsukuba.ac.jp(090-6084-1904)
★第9回中国フォーラム報告(上田孝典、Fri, 12 Feb 2010 13:38)
                          *中国生涯学習研究フォーラム・事務局長、筑波大学
 中国生涯学習研究フォーラムの皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 遅ればせながら先月24日に開催しました第9回フォーラムについてご報告します。私の事情で報告が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
日時;2010年1月24日(日)15:00〜17:00 
場所;筑波大学・人間系学系棟4F
テキスト;@牧野篤「流動化する労働市場と成人教育―自己実現としての就労の萌芽」諏訪哲郎ほか編著『沸騰する中国の教育改革』(東方書店、2008年12月)
 A「現代中国における社区教育の躍動」『TOAFAEC』14号
参加者;内田純一(高知大学)、黄丹青(目白大学)、上田孝典(筑波大学)、馬麗華(東京大学・院)、劉秀(東京大学研究生)、呉迪(筑波大学・院)
 討議では、牧野文献のテーマである成人教育とキャリア形成の観点からいくつかの論点について討議された。
 例えば、中国に乱立する高等教育機関が出す学位について、授与主体によって学位の社会的評価は明らかに差があるが、在職者のキャリアアップにおいては学位の有無が重要であるとの指摘、さらに高校(高中)新卒者以外の一般大学への編入学が極めて限定されている現状において、中国のリカレント教育(回帰教育)は諸外国と意味が異なる点などが議論された。また今後の成人教育の展開について、学歴取得だけでなく各種の資格取得のための予備校などが増え、いずれは社区立の学校(予備校、補習校、専門学校など)が設立される可能性について話題が出たほか、日本の専門職大学院の現状との比較にも話は及んだ。
 またTOAFAEC年報第14号にも触れながら、社区や居民委員会が労働者(とりわけ失業、待業、退職、非正規)に対して手厚く福祉、教育、公的サービス(セーフティネット)を担ったならば、一層の農村からの流入人口の増加を招きかねないのではないか、という点について議論された。
 最後に、年報第15号においては、韓国フォーラムを先達として「中国社区教育この1年」を連載化し、上海訪日団の報告も東アジア交流委員会から掲載できるようにする旨が確認された。
 終会後は、手打明敏先生にも合流していただき、つくば駅前西武百貨店内にあるドイツビールのお店で、懇親を深めました。次回の予定につきましては、とりあえず今月27日に予定されています東アジア交流委員会の議論を踏まえて、改めて3月に設定したいと考えております。
 なお、これまで小林文人先生に代表を務めていただき、助走期間を牽引していただきましたが、新年度より黄丹青先生(目白大学)に代表を勤めていただくことになりました。小林先生には顧問として、これからも当フォーラムをご支持いただきます。上田はこれまで通り事務局長として、黄代表とともに当フォーラムを運営して参ります。
 今後ともより多くの参加者の輪を拡げ、中国との交流も深めながら実証的に動態を把握するような研究を共同で組織していきたいと思います。


2010年

★上海訪日団−2009年12月−関連 (東アジア研究交流委員会記録)→■

関連記録 南の風2338号【2009年12月3日】
■<一路平安を祈る>
 上海訪日団は、11月30日到着〜12月2日の歓迎会まで3日間の慌ただしい日程を終わりました。3日にはすでに東京を離れ、関西へ向かう旅に入ったはず。好天だったのに、今日の東京はいま別れの雨が降っています。受け入れ、案内、歓迎会の準備運営に至るまで、東アジア交流委員会の皆さん、お疲れさまでした。上海一行も、充実した三日間に満足されたように見受けました。
 2日の川崎訪問では、とくに生田緑地(民家園・岡本美術館)の晩秋が見事!あふれんばかりの黄葉の下を歩いて、美術館のカフェで午後からビール(ぶんじんのみ)。
 夜の歓迎会は、呉遵民・上田孝典コンビによる司会で、賑やかに進行、何種類かの美酒を楽しみました。千野陽一さん(東京農工大学名誉教授)が乾杯の音頭をとり、牧野篤さん(東京大学)も現れて、若い留学生たちを含めると30名近くの参加。会場は、戦前からアジアの留学生たちが集った新宿・中村屋。
 これまで何度も上海からの訪問団を迎えましたが、今回は初めてのことがいくつかありました。一つは、上海(生涯学習・社区教育)の躍動が訪問先での熱心な論議となって現れたこと。案内役として時間の都合でこれを打ち切らなければならないつらさ。二つは、日本側に東アジア交流委員会が誕生し、歓迎・交流の実質的な機能を始めたこと。三つには、上海一行がこれから韓国を訪問するスケジュールを組んだこと。画期的なことです、韓国でも「平生教育」に情熱をもやす友人たちが待っています、こんなことを歓迎会(送別会)当夜の締めくくりの挨拶で申しあげました。
 海に架けるトライアングルの交流ブリッジ、初めての韓国訪問の旅の一路平安を祈ります。

★中国生涯学習研究フォーラムの1年 (南の風2321号、11月3日、ぶんじん)
 11月2日の中国生涯学習研究フオーラム(第8回)は、黄丹青さんの新しい職場・目白大学(東京・新宿区)で開催されました。昨年12月に発足して丸1年経ったところ。参加者は秋田・仙台など各地に散らばっているのに・・・・数えて8回目の集い。この間に春は上海(社区教育)現地調査を成功させ、夏にそのレポートをまとめ「東アジア社会教育研究」第14号に掲載するなど、よく頑張ってきました。
 2時間あまりの研究会、お互い遠慮のない議論、終わって近くの駅前で2次会、家に帰り着いた頃は、その日が終わりかけていました。皆さん、お疲れさまでした。次回は2年目の新しいサイクルですね。
 この日は研究会に先だって、黄研究室で2時間ほど上海訪日団(11月30日〜12月5日予定)招聘=ビザ申請に必要な文書づくりをしました。先方から訪問予定者(16名)名簿が来たのが数日前、時間的にあまり余裕がありません。黄さんがパソコンで手早く書類を打ち出し、小生は秘蔵のTOAFAEC 印鑑を押す作業。今日(3日)特急便で上海に送付する手筈。訪日予定者の多数は初めての日本だそうです。いい旅を用意したいもの。いよいよ受け入れの具体的な準備を始める必要があります。
 細かなスケジュールなど具体化したら、「風」に載せます。皆様のご協力どうぞよろしくお願いします。
 この9月、烟台から目白大学に留学した王麗さんと会いました。伊藤長和さんの教え子、元気です。ようやく東京の生活に慣れた表情でした。
第8回中国生涯学習研究フオーラム(目白大学、20091102)



★第8回中国生涯学習研究フォーラム
        上田孝典(Mon, 26 Oct 2009 20:24)  南の風2317号(10月28日)
 … 秋田では稲刈りも一段落し、冬の訪れが急速に迫ってきています。そろそろ終わりですが、最近は農村の行く先々の集落でたくさんの種類の天然のキノコをご馳走になりました。和え物に鍋物、天ぷらにキノコ汁・・・自然だけが取り柄の最高の贅沢です。
 さて現在、呉遵民先生(華東師範大学)一行の訪日・訪韓計画が進んでいます。小林先生と黄丹青先生のご尽力で手続きを進めていただいていますが、11月30日〜12月 5日まで日本にお見えになります(その後、韓国へ)。日本滞在中の詳細は準備中ですが、食事などの席で交流する機会もあるかと思います。とくに留学生は今後のネットワークを築く良い機会になると思います。案内や通訳等でお手伝いをお願いすることがあるかもしれませんが、その場合は是非協力をお願いします。
 本題ですが、下記要領で中国研究フォーラムを行います。多くのご参加をお願いします。
日時:11月2日(月)18:00〜
場所:目白大学新宿キャンパス(西武新宿線「中井」駅下車、徒歩8分)
     本館1FミーティングルームB(経理部の隣)
     *正門に入って右側奥の左側、6F建ての茶色いビル。場所が分からなければ、
      黄丹青先生までご連絡を。隣1号館1538。電話03-5996-3161(直通ではありません)
内容:@呉迪(筑波大学・院)博論構想の報告、A中国訪日団の招致について(前掲)


★第7回中国生涯学習研究フォーラムご案内
      上田孝典(Mon, 7 Sep 2009 19:50)
 秋田では朝晩の冷え込みが肌寒く、すっかり長袖の季節になってきました。来月の刈り入れを控え、”あきたこまち”が黄金に色づいてきています。
 さて、フォーラムの会場を小林文人先生および齋藤真哉さん(職員)のご配慮により準備していただきました。つきましては、下記の要領で行いたいと思いますので、皆様お誘い合わせの上、ご参加くださいますようお願いします。関心ある方々どなたも歓迎!
日時:9月18日(金)18:00〜20:00  *日本社会教育学会第1日
場所:板橋区立大原社会教育会館2階・会議コーナー
     (住所・板橋区大原町5-18、03-3969-0401)
 *地下鉄・都営三田線「西台」駅(大東文化大学の最寄り駅)から、巣鴨方面へ4つ目の
   「本蓮沼」(もとはすぬま)駅下車、徒歩5分。A3出口より中山道を高島平方向へ。階段を
   上った所と中山道から左へ曲がる場所に「大原社会教育会館」案内板が立っています。
 *会館は2階、受付で職員・齋藤真哉さん(社会教育主事)を訪ねて下さい。
   念のため、斉藤さんの電話:090-5996-9351。
内容:『東アジア社会教育研究』第14号合評会。今後のフォーラムの進め方など。
終了後の交流会:本蓮沼駅A3出口そばの居酒屋「庄屋」予定。

★9月18日夜(第7回)中国生涯学習研究フォーラム開催予定
 風・前号の上田孝典さんメールでご覧のように、9月18日からの日本社会教育学会の機会に「中国生涯学習研究フォーラム」を開くことになりました。昨年12月に発足し、数えて第7回。この半年余りに7回の研究会とは立派なもの。会員は首都圏だけでなく、秋田・仙台・高知などに拡がり、集まること自体なかなかたいへんなのです。しかも、この間には上海「社区教育」についてのフィールド調査(3月)も実施されました。「東アジア社会教育研究」第14号(近刊)にその調査報告が収録されています。
 9月18日の研究会は、この日に発行予定の第14号・中国関連論文の合評会となる見込み。会場をどう設営するか。上田さんから相談のメールが来ました。「場所は、皆さんの都合を考えるとどちらがいいのでしょうか。…(学会会場や池袋「ボルグ」案のほか)、他の候補など、土地勘がなく、全く分かりませんので…」、お任せしたいとのこと。
 学会会場・大東文化大学の所在地は板橋区。ふと思いだして、斉藤真哉さん(板橋区・社会教育主事)に久しぶりに電話。経過を話して、駅(地下鉄・三田線)の近辺に会場を確保していただくことになりました。また会場の近くで、軽く交流する飲み屋も頼んでおきました。
 学会初日の夜、もしご都合がつく方はお気軽にご参加下さい。この時間帯に学会は恒例の全国理事会。理事の方も、終わり次第にぜひ合流して下さい。会場が決まり次第、「風」にご案内の予定です。(南の風2287号・9月6日)


★第6回・中国生涯学習研究フォーラム
 来る7月12日に小林文人先生ご夫妻を囲む「七夕の会」が予定されています。
それに合わせて、下記要領にて「第6回中国生涯学習研究フォーラム」を開催いたします。
日時:2009年7月12日(日)10:00〜12:00
内容:「東京・沖縄・東アジア社会教育研究」第14号の上海調査記録原稿の検討
会場:モンゴル家庭料理「ボルグ(泉)」
    −池袋駅の西口&南口徒歩3分(池袋駅地下鉄1a出口すぐ)
    豊島区西池袋3-29-3梅本ビル2F tel&fax03-3590-7556
    http://borugu.com/shop.html →■
*「七夕の会」にお越しの皆様も、ぜひご参加下さい。



★第5回・中国生涯学習研究フォーラム (上田孝典、Wed, 27 May 2009 15:14)
 来る6月6〜7日の両日に横浜国立大学において日本社会教育学会6月集会があります。この機会に、中国フォーラムも開催することにしました。下記プログラムを予定しています。
日時:6月6日19:00〜21:00
場所:横浜駅西口・神奈川県民サポートセンター701号室(「あらむの会」で予約)
     →■ http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/0051/center/access.html
    横浜駅・西口歩いて5分
内容:馬麗華さん(東京大学・院)による北京の社区教育について紹介
    (東京大学社会教育学研究室報第33号掲載論文の報告)他、文献紹介など
 なお、社会教育研究全国集会(社全協主催)に予定されている中国上海からの訪問団への対応や、それらも含めた今後の日中韓(東アジア)社会教育研究交流の促進をになうための「東アジア研究交流委員会」(案)についての事前打ち合わせも行います。(翌7日昼に全体の打ち合わせが予定されています。→■
 6月集会に参加されます諸先生・院生の皆様も、ご関心がありましたらぜひご参加下さい。
連絡先:上田孝典(国際教養大学) shangtian@aiu.ac.jp
○交流会(二次会)案内
 同研究会終了後、有志により、隣りのビル地下で交流会(9:00〜11:00?)を予定しています。研究会に間に合わない方も、ご都合がつけば、お出かけいただければ幸いです。
(連絡先・小林 090-7700-7756)
交流会々場:「ZA・KO・BA」(BEER&WINE KITCHEN)
横浜市神奈川区鶴屋町2-23-2 横浜TSプラザビルB1 045-411-2311 →■
http://www.newtokyo.co.jp/tempo/zakoba/zakoba_yokohama/zakoba_yokohama.htm

 
上海・閘北区社区大学との交流(20090317) 
  (上海閘北区20090317) 「社区教育」調査団。後列左から呉迪、孫冬梅、黄丹青、内田純一、羅李争、
   前列は李一群、小林、
徐熾強(学院・党書記)、袁允偉(院長)、鄭栄根(図書館長)、上田孝典の各氏
★第4回・中国生涯学習研究フォーラム・
上海調査・記録 →■

                2009/05/12 上田孝典(国際教養大学)
TOAFAEC・中国生涯学習研究フォーラム(09年5月9日、川崎市高津市民館)まとめ
1.上海調査(2009年3月)行程
 
 16日 午前 閘北区大寧路街道社区学校
     午後 彭浦鎮 陽光之家
 17日 午前 閘北区彭浦新村街道社区学校、文化活動中心
     午後 上海行健職業学院
 18日 午前 上海遠程教育集団(上海電視大学)
     午後 普陀区長寿街道社区学校、教学点、居民委員会見学
 19日 午前 浦東新区陸家嘴街道、学習型家庭参観
     午後 徐匯区漕河街道社区学校
2.「東アジア社会教育研究(第14号)」(各人1〜2頁×1600字)編集
はじめに(小林先生)・・・上海社区教育との関わりとこれまでの経過
1.調査の概要と(上海)社区研究への方法・・・(担当:上田)
2.閘北区社区教育(行健職業学院含む)・・・(担当:黄丹青先生)
3.上海遠程教育集団・・・(担当:上田)
4.普陀区・・・(担当:呉迪さん)
5.浦東新区陸家嘴街道・・・(担当:石井山先生、孫さん)
6.徐匯区漕河街道・・・(担当:石井山先生、孫さん)
おわりに・・・(担当:内田先生)
3.調査での所感
・社区学校の人事は、校長(教育局副主任レベル)副校長(実質的な管理責任者)、職員(教育局、学校からの派遣)が標準。
 ・・・ただし現場レベルでの裁量も依然大きい。職員の「専門性」についての認識や「専門職」としての制度構築の可能性、力量向上に資する職員集団の形成の可能性はあるのか。
・各社区学校や併設の文化活動センターの施設利用について、要事実確認。(料金や利用状況、利用者数など)
 ・・・また講座の数や内容(カリキュラム)、学びの場としての施設論に関する検討が必要。(文化・スポーツ、図書・情報、教室)
・社区学校の講座から派生したサロン・サークル(民間組織サービスセンターが管理)の活動の広がりや運営主体としてのボランティアの役割が注目される。(大寧路街道など)
 ・・・またまちづくり(社区営造)の観点から、地域に対する帰属意識とどのように結びついているか。
・今後のテーマとして、陽光の家などの福祉に対する教育支援について要調査。授産施設などとの兼ね合いや、教育と職業の接続など。
・既存の施設や実践(少年宮や老年学校など)との連携、併存のあり方はどうなっているのか。(老年学校の場合、大寧路街道では社区学校に併設、彭浦新村街道では統合、陸家嘴街道では社区分校として維持)
 ・・・また社区にある大学(学院、旧業余大学など)の地域との関わり。(地域にある高等教育機関としての使命)
・居民の流動人口(外来人口)の把握と対策について。また社区教育による職業教育に対する役割(連携)のあり方は。(下記、「陽光工程」か?)
 ・・・上海と他都市、上海市内の区、街道ごとによる地域格差や独自性、共通性の比較分析が必要。上海は中国の中でも特別で、典型、普遍化することはできない。
・学習型社区のモデルは、ネットを介した学習環境の充実、利便性の確保を名目とした学習者および学習ニーズの管理なのではないか。その網の1つとしての学習型家庭の認定がある。(上海遠程大学、陸家嘴街道、漕河街道など)
・長寿街道におけるホワイトカラー層に対する余暇善用の働きかけの意図は?
 ・・・呉迪報告「普陀区社区教育の現状と課題」
●教育行政と文化行政の関係性(「文化」と「教育」の概念比較)
「教育」と「文化」の地域的統合(図・略)
        文化行政    教育行政       = 学習型社区の構築
          ↓       ↓
        社区文化 + 社区教育
           (文化活動中心)
4.今後の予定
○重要文献(資料)についての紹介報告(覚え書き「関係資料総合」部分参照)
○各個別テーマについて、順次参加者による報告を行う。
  (各人が行う研究検討会を含める)
○次回の日程は、東京6月集会か?(6月6,7日、横浜国立大学)
5.提案
 東アジア社会教育・生涯学習研究の協働体制の構築にむけて、中国・韓国・日本の研究者相互
の連絡機関(研究交流会議)を設置してはどうか。
☆上海市成人教育協会の日本訪問計画および東アジア生涯学習国際シンポ(仮称)の開催
 (小林文人メモ参照)
案)会長 石井山竜平 顧問 小林文人 
 (台湾)内田純一
 (韓国)李正連、小田切督剛
 (中国)黄丹青、上田孝典(事務局長)


★第4回・中国生涯学習研究フォーラム(5月研究会)ご案内

         
上田孝典(国際教養大学・秋田)、南の風2198号(4月14日)所収
 <第4回(5月)研究会の開催について>
 中国生涯学習研究フォーラム(第4回)を下記要領にて開催します。
皆様ご多忙中のところかと存じますが、よろしくご参加下さいますようお願い申し上げます。
日時:5月9日10:00〜お昼まで(韓国研究メンバーとの懇親会食?)
場所:川崎市高津市民館11階(11階事務室へお越し下さい)
       川崎市高津区溝口1−4−1 ノクティ2ビル(マルイのビル)11階
      *東急田園都市線・溝の口駅、JR南武線・武蔵溝ノ口駅から徒歩2分
        <http://www.city.kawasaki.jp/88/88takasi/home/index.htm>
       電話044−814−7603
内容:上海調査(3月)を踏まえた社区教育の現状分析と課題
    関心ある方、どなたも歓迎!


★上海訪問(閘北区他「社区教育」調査)3月15〜21日 
記録→■
○訪問スケジュール
3月15日(日)上海着   宿泊:上海錦栄国際大飯店、共和新路2750号、電話:56651888
3月16日(月)午前::閘北区大寧路街道、午後:陽光の家
3月17日(火)午前:同・澎浦街道、午後:行建職業学院(袁允偉・校長)訪問
3月18日(水)午前:上海遠程教育集団(元電視大)、午後:普陀区・長寿路街道 夜:今後に向けて
3月19日(木)午前:浦東新区陸家嘴街道 学習型家庭の訪問:午後:徐匯区漕河街道
3月20日(金) 自由行動
3月21日(土) 帰国
○訪問団(東亜社会教育研究会(TOAFAEC)上海訪問団)メンバー
代表:小林文人 東京学芸大学名誉教授、日本社会教育学会・元会長
           東亜社会教育研究会・中国生涯学習研究フオーラム代表
副代表:黄丹青 目白大学講師、
           東亜社会教育研究会・中国生涯学習研究フオーラム副代表
秘書長:上田孝典 国際教養大学助教、
           東亜社会教育研究・中国研究生涯学習フオーラム事務局長
  団員:内田純一 高知大学教授、東亜社会教育研究会・年報編集長
  団員:呉 迪 筑波大学大学院(博士課程)
  団員:石井山竜平 東北大学助教授
  団員:孫 冬梅  東北大学研究生


★第3回・中国生涯学習研究フォーラム(3月研究会)ご案内
         
*上田孝典(国際教養大学)同フォーラム事務局長 南の風2164号(2月6日)所収
 いよいよスケジュールも固まりつつあり、上海の調査が間近になってきました。
つきましては、以下の通り事前の打ち合わせを兼ねた勉強会を行いたいと思います。
調査への参加に関わらず、中国教育(成人教育・生涯学習・社区教育)にご関心のある皆様
の参加を、ぜひお待ちしています。
日時:3月8日13:30〜(「東アジア社会教育研究」第14号編集委員会のあと)
場所:杉並・高井戸区民センター・第2集会室
内容:1.調査のスケジュール確認(黄丹青)
    2.閘北区での実践をみる視点(内田)
    3.社区教育研究への論点整理と調査での課題の設定(上田)
    4.その他(調査に向けた最終打ち合わせなど)
 なお、調査の内容・スケジュールについて、具体的にご意見・ご要望がありましたら、お知らせ
ください。(「南の風」2153号、黄丹青さんの呼びかけをご参照ください。→■
二次会(高井戸駅ちかく、2009/0308)



★第2回・中国生涯学習研究フォーラム・ご案内
           *上田孝典(国際教養大学)同フォーラム事務局長 南の風2156号(1月21日)所収
 かねてから「南の風」でご存知のとおり、1月28日(水)にTOAFAEC 定例研究会(第147回→■)があります。それに先立ち、下記要領で「中国生涯学習研究会フォーラム」を開きます。前回(12月12日)の立ち上げ以来、第2回目です。まずは小林文人先生に、研究対象として中国教育そして社区教育を捉える視点について、大所高所からの意見提起をしていただきスタートしたいと思います。是非多くのご参加をお願いいたします。
日時:2009年1月28日(水)16:10〜18:10 
    ※当日夜(18:40〜20:40)TOAFAEC1月定例(第147回)研究会
     終了後:新年会(イーストビレッジ)
内容:3月(15日〜20日予定)上海調査に向けて
 (1)上海「社区教育」を考える視点            小林文人
 (2)上海調査をどう進めるか−日程・資料・課題など 黄丹青
 (3)参加メンバーの関心・期待について(参加者) 
会場:東京(杉並)高井戸地域区民センター・第2集会室
*TOAFAEC(第147回)研究会の
終了後(20:45〜)、恒例の新年会を予定しています。
 会場は高井戸駅近く(環七沿い)「イーストビレッジ」( 03-5346-2077)。お楽しみに。


「中国生涯学習研究フォーラム」の立ち上げ
 上田孝典(国際教養大学)
          
2008/12/12(同フォーラム第1回・TOAFAEC第146回研究会) 
 12月12日のTOAFAECの会合におきまして、「中国生涯学習研究フォーラム」を立ち上げることにしました。広く中国各地の成人教育、職業教育、社区教育、生涯教育、等々を視野に入れつつ、とりわけ近年の社区教育に焦点を当てて、まずは研究交流を進めていこうという会です。これまでの小林文人先生を中心とした中国との研究交流の長い蓄積を継承発展させ、また韓国、台湾、モンゴルなど東アジア地域との横のつながりも意識し、着実な歩みとなるように願っております。
 代表は小林文人先生、副代表に黄丹青先生が渉外担当をしていただくことになりました。また上田が事務局長として当フォーラムの運営を担うことになりました。これを機に、中国の教育に関心を持つ多くの研究者が参加し、また中国留学生の皆さんが研究交流を通じてつながりあえる場として、会を盛り上げていきたいと考えています。上田孝典(国際教養大学)shangtian@aiu.ac.jp  (「南の風」2139号、2140号に収録)
★ 中国・社区教育研究への胎動 小林文人
      −第1回研究会(2008年12月12日)呼びかけ 
 いま、韓国・生涯学習についての研究ネットが活発に動いているのはご存知の通り。『韓国の社会教育・生涯学習』刊行(2006年秋、エイデル研究所)が契機となって、研究会がスタート、そろそろ2年が経過します。ほぼ月1回の研究会(川崎)、そして韓国向け出版(『日本の社会教育・生涯学習』ソウル・学志社予定)の取り組みが大詰めを迎えています。翻訳グループは合宿等して、しんどい作業が続けられています。
 他方で、中国の成人教育・社区教育・生涯学習についての研究ネットは未発の状態。しかし11月の上海訪問もあり、新本『現代生涯学習論』(上海教育出版社)刊行も成り、いま新しい機運が生まれつつあります。関心をもつもので、一度集まって、これからの進め方を相談してみようということになりました。たとえば、韓国研究の動きに伍して、仮称・中国(上海)社区教育研究フォーラムを立ち上げる構想など。はじめは数人でもいい、お互いあまり無理をしない範囲で、まずは歩みを始めてみる、「東アジア社会教育研究」第14号の企画・編集にも力になれるのではないか、などなど。
 12月12日午後3時から予定されている第14号編集会議(風2132号に案内)の前、午後2時頃からまず最初の話し合いをすることになりました。どんな経過になるか分かりませんが、中国研究に関心ある方、この機会にぜひお出かけください。どなたも歓迎。会場は編集会議(その夜の定例研究会)と同じところ→杉並・高井戸地域区民センターです。新しい胎動、そのきっかけになれば幸い。
 今日(12月4日)は全国夜間中学校研究大会(第54回、八王子)に出かけていました。その留守中、上海からの船便(上記『現代生涯学習論』)が届いた気配、留守持ち帰りの伝票が入っていました。
 (「南の風」2135号 2008年12月5日・収録
▼左より内田純一、上田孝典、小林(2008年12月12日)




                             
                       トップページへ